「2020年オリンピック」の新実施競技 武術太極拳が候補8競技の1つに入る
【掲載:2012年06月15日】
国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が5月22日,カナダのケベックで開催された。
席上,来年2月のIOC理事会で,2012年ロンドンオリンピックで実施する26競技から1競技を除外し,新たな候補競技から,同5月の理事会で1候補に絞り,9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれるIOC総会に諮り決定することが決まった。
その新規競技候補は武術太極拳,野球,ソフトボール,空手,ローラースポーツ,スカッシュ,ウェークボード,スポーツクライミングの8つに決まった。このうち野球とソフトボールは単一競技として申請する方針を決めている。
武術太極拳は,今回初めて候補競技に指定された。
来年9月のIOC総会では,1新競技のほか,2020年に開催する夏季オリンピックとパラリンピックの開催都市が最終決定される。
現在,候補都市は東京,マドリード(スペイン)とイスタンブール(トルコ)の3都市。
競技については,IOCのサマランチ前会長時代は拡張路線で肥大化したが,ロゲ会長は新陳代謝を唱え,2016年五輪ではゴルフ,7人制ラグビーの採用が決まっている。