【年頭所感】自由民主党幹事長/衆議院議員 日本連盟名誉会長 二階 俊博、内閣官房長官/衆議院議員 日本連盟副会長 加藤 勝信

 

武術太極拳で心身ともに強くしなやかに

謹んで新年のご祝辞を申し上げます。

昨年はコロナ禍にある中で、全国の愛好者の皆さまが感染拡大防止に注意しつつ、楽しく太極拳に親しまれ、健康にすごされていることと心からお慶び申し上げます。

2021年は、8月に「第31回ユニバーシアード競技大会」が成都市、11月に「第3回アジアユースゲームズ」が汕頭市と2つの国際大会が中国で開催されます。また、2022年に延期して東京で開催されることとなった「第3回武術太極拳ワールドカップ大会」に向けての準備を進める年でもあります。

武術太極拳競技は、2026年に愛知県名古屋市で開催される「第20回アジア競技大会」での実施に加え、同年開催される「夏季ユース五輪ダカール大会」においても種目として追加されるなど、国際的にも発展が進み、五輪での武術太極拳正式種目化にも近付いていることは大変喜ばしく感じております。本年も継続して、中国をはじめとした国際的な交流と普及発展が推し進むことを期待しております。

国内におきましては、これからの課題として国土強靭化とヘルスケアが大きな柱となり、取り組みを強化していく中で、武術太極拳も競技スポーツ・生涯スポーツとして国民の健康増進と健康寿命の延伸に大きな役割を果たしていくことと思います。

会員の皆さまにおかれましては、本年も武術太極拳への一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、健康・体力づくりに励んでいただき、益々ご活躍されますことを心より祈念いたします。

 

 

愛好者の皆さまにとって、さらなる希望の1年に

令和3年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。

はじめに、新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、感染された方にお見舞いを申し上げます。また、自らへの感染リスクもある中、医療や福祉サービスの提供、生活物資の供給など私たちの命と暮らしを守るために活躍頂いている方々に心から感謝申し上げます。

一昨年の7月、長らく東京で開催されていた「全日本武術太極拳選手権大会」が東京オリンピック開催準備のため、わたくしの地元である岡山県で初めて開催されました。

その際、中国武術代表団の特別演武を披露頂き、1,500人を超える8歳から81歳までの選手の皆さんをはじめ、3日間の開催期間に1万6千人を超える多くの皆さんにご来場を頂き、大会を盛会裏に終えたことは記憶に新しいところです。

しかし、昨年は、日本国内で新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、全国で各種イベントや地域の恒例行事などの開催が自粛され、本連盟及び傘下の各都道府県連名が主催する多くの大会も開催自粛措置が取られました。各大会において上位入賞を目指して、厳しい練習とたゆまぬ努力を重ねてこられた選手の皆さんをはじめ、開催準備を進めてこられた関係者の皆さんにとって残念な結果となってしまいました。

一方、昨年11月に東京で開催が予定されていた武術太極拳競技の世界頂上決戦とも言える「第3回武術太極拳ワールドカップ大会」は、2022年に開催を延期し、東京で開催される運びとなりました。また、本年の「全日本武術太極拳選手権大会」は、一昨年の岡山県に続き、宮城県仙台市での開催を予定しています。さらには、2026年にダカールにおいて開催が予定されている「第4回ユースオリンピック」において、武術太極拳が正式種目に決定されました。本連盟の悲願である武術太極拳のオリンピック・パラリンピックにおける正式種目化に向けて大きな一歩となりました。

本年は、本連盟及び傘下の都道府県連盟が主催する全ての大会が無事開催されることを心より願うとともに、本連盟の選手ならびに関係者の皆さまにおかれましては、さらに日々の練習とたゆまぬ努力を重ねられ、それぞれの大会において大いに活躍される飛躍の年となることを期待しています。

皆さまの今後一層のご活躍とご健康をお祈り申し上げ、年頭にあたっての挨拶といたします。