2021年度長拳技能検定(3~6級)実施要綱
実施期間:2021年4月1日~2022年3月31日
級位資格を所有していない場合の(新規)受験について
新規受験者は、6級から受験申請することになるが、このとき5・4・3級いずれでも飛び級受験できる。ただし、この場合下位級の試験内容も同時に受験しなければならない。このとき上位級が合格判定であっても、その下の級位が不合格判定であれば、さらにその下の級位の合格判定をもって合格級位とする。(例;4級を飛び級受験し、4級が合格判定であっても5級が不合格判定で、6級が合格判定であれば判定級位は6級となる。また5級を飛び級受験し、5級は合格判定であっても6級が不合格判定であれば級位は与えない。)
級位資格所有者の昇級受験について
現在6~4級のいずれかを所有する者が、昇級のための受験申請をする場合、受験級の「申請・登録報告用紙」に現級の証書番号(証書に印字されている9桁の番号)を明記すること。
このとき、現在所有している級位の2つ以上の上位級を飛び級受験する場合、現在所有している級位と、受験申請した級位との間の級位の試験内容も同時に受験しなければならない。当然、所有している級位以下の試験内容は、あらためて受験する必要はない。そして上位級が合格判定であっても、その下の級位が不合格判定であれば、さらにその下の級位の合格判定をもって合格級位とする。(例;6級の所有者が4級を受験し、4級が合格判定であっても5級が不合格判定であれば、級位は変わらない。)
◦6~4級の合格者には「証書」を、3級合格者には「証書」と象徴物として「ピンバッジ」を付与する。
◦認定された級位は、今後昇級・昇段しない限り終身称号とし、更新手続きを要しない。
級 |
受験資格 (学習歴) |
実施主体 |
技能検定員 |
受験料 |
登録料 |
6級 | 3ケ月以上 | ①都道府県連盟 (単独) ②複数都道府県連盟 (合同) ③ブロック |
◆検定審査員は原則3名であるが、下記基準 に基づき受験者数により1~3名の幅の中で 担当する。
*受験者数10名以下⇒検定審査員数1名
*受験者数7~20名⇒検定審査員数2名
*受験者数15名以上⇒検定審査員数3名 |
24歳以下 1,500円 25歳以上 3,000円 |
1,500円 |
5級 | 3ケ月以上 | 1,500円 | |||
4級 | 3ケ月以上 | 1,500円 | |||
3級 | 6ケ月以上 | 24歳以下 2,000円 25歳以上 4,000円 |
2,000円 |
各級の試験項目と合否判定基準
級位 | 套路試験 | 基本功試験 | |||
内容 | 判定基準 | 内容 | 判定基準 | ||
6級 |
カンフー体操1
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・套路が通せる
・発声が正しい |
抱拳礼(返事)
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・抱拳礼が正しくできる
・返事がはっきりできる ・姿勢が正しい |
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5級 |
カンフー体操2
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・套路が通せる
・発声が正しい |
抱拳礼(返事)
手型、手法(抱拳、衝拳、推掌) |
・姿勢が正しい
・抱拳礼が正しくできている ・返事がはっきりできる ・手型、手法がおおむねできている |
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4級 |
入門長拳
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・套路が通せる
・発声が正しい |
転頭
歩型( 弓歩、馬歩、仆歩、虚歩、 歇歩) |
・転頭の動作を理解している
・5種類の歩型がおおむねできている |
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3級 |
カンフー体操1
+ カンフー体操2 + 入門長拳 |
・ぐらついたり、つっ かえたりせずスムー ズに通せる
・姿勢が正しい ・手型、手法、歩型、 腿法がおおむねでき ている ・動作と目線が一致し ている ・動作がきびきびとし ている ・発声が大きく、動作 と一致している |
手法組合( 抱拳→衝拳→挑掌→亮 掌→勾手→抱拳)
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・手型、手法が正しい
・力点が明確である ・動作がきびきびとしている |
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腿法全体の要求
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・姿勢が正しい
・軸足の踵が上がらない ・軸足が伸びている ・正しい方向に蹴り上げている |
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腿法(正踢腿、側踢腿、斜踢腿)
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・蹴り上げた足の膝が伸びている
・蹴り上げた足の爪先を起こしている |
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腿法(弾腿)
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・膝を曲げてから蹴り伸ばしている
・爪先に力が達している |
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腿法(拍脚) |
・蹴り上げた足の膝・爪先が伸びてい る
・足の甲を叩けていて、音が出ている |
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弓歩衝拳
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・姿勢が正しい
・手型、手法が正しい ・歩型、歩法が正しい ・上下の協調性がある ・力が拳に達している |