「第17回アジア競技大会 武術競技」男女各3人,計6人の日本代表選手が決定

韓国・仁川(インチョン)市9月19日開幕

【掲載:2014年07月15日】

アジアオリンピック評議会(OCA)が主催する「第17回アジア競技大会」が9月19日から10月4日の競技日程で,韓国・仁川(インチョン)市で開催される。今大会では36競技・439種目が実施され,参加選手はのべ1万人。武術競技は正式競技として実施される。

日本武術太極拳連盟では,「第31回全日本武術太極拳選手権大会が終了した7月6日17時30分から,東京体育館会議室で「第17回アジア競技大会 武術競技」の日本代表団選定委員会を開いた。会議には日本連盟関連役員,選手強化委員会役員,審判委員会役員,関係審判長ら15人が出席して,代表選手選考について検討を行い今回の全日本選手権大会の「自選難度種目」に出場した強化指定選手30人の成績を考慮して,アジア大会「日本代表選手」および監督・コーチを選出した。

その後日本連盟国際競技大会日本代表選手選考委員会の承認を経て,日本代表団(選手・監督・コーチ)が正式に決定した。

アジア大会は4年ごとの開催で前回の第16回大会は2010年11月中国・広州市で行われた。日本代表は市来崎大祐選手が男子長拳で銀メダル,宮岡愛(現:内田愛)選手が女子太極拳・太極剣総合で銀メダル,平岡友希選手が女子長拳・銅メダル獲得という好成績を挙げた。なかでも大会日本勢最初のメダルを獲得した市来崎選手が注目を集めた。市来崎,宮岡選手はいずれも僅差での銀メダル獲得だったため今大会では金メダルへの期待が高まっている。

日本代表選手団は8月10日から北京で強化合宿に参加して強化訓練とともに本番に向けた調整を行う。

第17回アジア競技大会(2014年9月19日~10月4日韓国・仁川市)日本代表選手選考結果

  性別 氏 名 選手強化委員会 出場種目
1
男子
市来崎大祐 東京都武術太極拳連盟 長拳
2
中田 光紀 東京都武術太極拳連盟 南拳・南棍総合
3
関屋 賢大 大阪府武術太極拳連盟 太極拳・太極剣総合
4
女子
山口 啓子 東京都武術太極拳連盟 剣術・槍術総合
5
小島恵梨香 滋賀県武術太極拳連盟 南拳・南刀総合
6
内田  愛 神奈川県武術太極拳連盟 太極拳・太極剣総合
7
監 督
谷川  大 選手強化委員会委員長  
8
コーチ
前東 篤子 選手強化委員会副委員長  
9
孫  建明 選手強化委員会ヘッドコーチ  

*帯同審判員として及川佳織国際審判員が派遣される。