「第11回喜多方太極拳フェスティバル」2600人が来場して大盛況

「太極拳のまち」福島県喜多方市で2014年9月27日

―第11回―

2600人が来場して大盛況
集団演武交流会に全国の11チームが参加

【掲載:2014年10月15日】

「太極拳のまち」福島県喜多方市のシンボルイベントである「喜多方太極拳フェスティバル」が,9月27日(土)喜多方プラザ文化センターで開催された。太極拳フェスティバル実行委員会の主催。(公社)日本武術太極拳連盟,福島県武術太極拳連盟,喜多方市太極拳協会ほかの後援。

今年で11回目を迎えた同フェスティバルの第1部では喜多方市が協働で開発し,普及に努めている介護予防のための「太極拳ゆったり体操」講習会が喜多方プラザの小ホールで行われた。次に会場を屋外に変え,元世界武術選手権大会太極拳金メダリストの渡邉俊哉講師による太極拳講習会と現役トップ選手の山口啓子講師によるカンフー講習会が実施された。

秋晴れのさわやかな秋風の中,太極拳講習会・カンフー講習会は,全国から参加した多くの愛好者と喜多方市民との楽しい交流の場となり,参加者は武術太極拳を満喫した。



太極拳ゆったり体操ミニ講習会


太極拳講習会の様子


歓迎演武

第2部の太極拳集団演武交流会は地元会津喜多方祭囃子盆踊り保存会の笛の音に合わせた歓迎演武で幕を開け,開会にあたり,山口信也喜多方市長が主催者挨拶を,太極拳フェスティバル実行委員会の井上晋委員長が歓迎の挨拶をそれぞれ述べた。来賓として,齋藤仁一・喜多方市議会議長,村岡久平・日本武術太極拳連盟会長,何平・中国駐新潟総領事が祝辞を述べた。



山口信也喜多方市長


井上晋実行委員長


何平中華人民共和国駐新潟総領事


村岡久平日本武術太極拳連盟会長

集団演武交流会では全国から参加した11チームが,この日のために趣向を凝らした演武を繰り広げ,参観者はバラエティに富んだ演武の数々を十分楽しんだ。

また,演武交流会を締めくくった特別出演のグローバルウーシュウ栃木武術隊の演武や,孔祥東日本武術太極拳連盟強化コーチ,渡邉俊哉氏,山口啓子選手のすばらしい模範演武に来場者から惜しみない拍手が送られた。

尚,観覧者による投票により参加チームの中からベストパフォーマンス賞に「千葉太極武術院チーム」(千葉県),ナイスパフォーマンス賞に「鳳翔チーム」(喜多方市)が選ばれ,表彰された。

その他,喜多方の下柴獅子団や飯豊権現太鼓保存会による郷土芸能の共演と,物産販売で地元業者や太極拳関連の業者に加え,屋外では軽トラ市なども開催され,喜多方の魅力を大いにアピールした。



太極拳ゆったり体操ミニ講習会の模様


ナイスパフォーマンス賞の鳳翔チーム

孔祥東講師

山口啓子講師

渡邉俊哉講師

 

同日喜多の郷で開かれた「模範演武の先生方を囲む懇親会」では,村岡久平日本連盟会長をはじめ40人以上が参加して,意見交換や会津喜多方祭囃子保存会の演奏に合わせて会津磐梯山を踊るなど楽しい交流の場となった。

翌28日朝,押切川公園体育館駐車場で行われた「おはよう太極拳朝練会」では,早朝の空気の中,渡邉俊哉講師の楽しい指導で,笑顔あふれる朝練会となった。また,山口啓子講師による長拳(カンフー)講習会も開かれた。

今回のフェスティバル参加者は演武発表チーム,講習会参加者,観客ら合わせて2600人に上った。


喜多方の郷土芸能飯豊権現太鼓のパフォーマンス

朝練会「おはよう太極拳」の様子

物産展会場内の様子

長拳(カンフー)講習会参加者の様子