第13回太極拳フェスティバル「太極拳のまち喜多方」で交流の輪を広げる
全国から延べ2800人の愛好者が参加
「太極拳のまち喜多方」で交流の輪を広げる
【掲載:2016年07月19日】
6月25日(土)太極拳のまち喜多方のシンボルイベントである太極拳フェスティバルが,喜多方プラザ文化センターで盛大に開催された。
今年で13回目を迎え,午前の第1部では,喜多方市が介護予防のため普及に努めている太極拳ゆったり体操について,太極拳ゆったり体操指導員会のリーダーによる講習会を同センターの小ホールで実施した。
続いて会場を屋外に移し,高山恵靖子講師による養生功,内田愛講師による太極拳,最後に原田将司講師によるカンフー体操の各講習会を実施した。
薄い雲から太陽の光がそそぐ梅雨晴れのもと,全国からお集まりいただいた太極拳愛好者と喜多方市民は,各講師の言葉を聞き逃さないよう,動作を確認しながら真剣に受講した。参加者同士,満ち足りた表情で動作を確認するなどし,太極拳を通して交流を図った。
太極拳集団演武交流会開会式に10チームが参加
午後の第2部太極拳集団演武交流会は,喜多方市在住のサクソフォン奏者の板橋亮さんとキーボードとオカリナ奏者の細川佳那枝さんによる歓迎の演奏で幕を開け,全国から参加した10チームが,演武のイメージに合わせた光と音の中,太極拳,太極棍,剣,カンフーなど日頃の練習の成果を様々な表演で観覧者を楽しませた。
演武交流会の締めくくりは,地元会津喜多方祭囃子盆踊り保存会による喜多方の祭囃子と会津磐梯山の演奏と,孔祥東講師,第1部で講習会の講師を務めていただいた高山恵靖子講師,原田将司講師,内田愛講師によるすばらしい模範演武で観覧者を魅了し,惜しみない拍手が贈られた。
また,10チームの参加チームの演武については,希望した市民の審査員による審査が行われ,ベストパフォーマンス賞に「グローバルウーシュウ栃木武術隊」(栃木県),ナイスパフォーマンス賞に「太極拳hao喜多方チーム」が選ばれた。
その他,同時開催の地元業者や太極拳関連の業者による物産展会場において,くじ引き抽選会も行われ,出店者と来場者の賑やかな交流の場となった。
同日プレイベントの「模範演武の先生方を囲む懇親会」は,村岡久平日本武術太極拳連盟会長,上野光晴喜多方市副市長,愛好者を含め約40人が,日本トップレベルの先生方と同席できる大変貴重な時間をなごやかに過ごした。