【年頭所感】衆議院議員 日本連盟名誉会長 二階 俊博、厚生労働大臣 衆議院議員 日本連盟会長 加藤 勝信

新たな時代を武術太極拳で強くしなやかに

謹んで新年のご祝辞を申し上げます。

コロナ禍が続く中で、全国の愛好者の皆さまが感染症予防に努めながら、楽しく元気に太極拳に親しまれ、心身ともに健やかにすごされていることと心からお慶び申し上げます。

2023年度は、昨年から延期となった2大会、7~8月に中国・成都で行われる「FISUワールドユニバーシティゲームズ」と、9月に中国・杭州で行われる「第19回アジア競技大会」に加えて、「第2回東アジアユースゲームズ」が8月にモンゴルで、「第16回世界武術選手権大会」が11月にアメリカ・テキサスで、そのほか「第11回アジアジュニア武術選手権大会」が行われる予定と聞いております。国内においては、JOCジュニアオリンピックカップ大会や全日本大会、国体、ねんりんピックなどの大会事業が実施されます。

我が国の選手たちが日本で世界で羽ばたきご活躍されることを心より祈念しております。

日中国交正常化50周年を超えて新しい時代に向けて進む中で、武術太極拳も日中両国の協力のもと、競技スポーツ・生涯スポーツとして新たなレベルで国民の健康増進と健康寿命の延伸に大きな役割を果たしていくことと思います。日本連盟の多くの活動を通じて、国際的な交流と普及発展がさらに推し進み、国民の健康・体力づくりの一翼を担っていくことを期待しております。

会員の皆さまにおかれましては、本年も武術太極拳への一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、益々ご活躍されますことを心より祈念し、新年の挨拶といたします。

 

 

人と人とのつながりを大事に豊かな人生を

令和5年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。

はじめに、未だにコロナ禍の中にあり、オミクロン株の流行など、2023年を迎えてもなお感染動向に注意が必要な状況が続いております。引き続き、皆さま一人ひとりが感染拡大防止にご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、今後も新型コロナへの対応に万全を期してまいります。

さて、昨年は、4月にJOCジュニアオリンピック大会、7月に全日本選手権大会を無事3年ぶりに開催することができました。9月の栃木国体、11月のねんりんピックもまた、様々な感染対策を講じた上で成功裏に終了いたしました。新型コロナウイルスとうまく付き合いながら努力を重ねられている選手の皆さまをはじめ、大会運営に携わったすべての皆さまに敬意を表します。

スポーツは、皆さまの心身の健康維持・増進を図るとともに、スポーツ交流大会や健康・文化・福祉イベントを通じて、幅広く交流を深めることができます。コロナ禍の下、人と会ったり、体を動かしたりする機会が減少傾向にありますが、武術太極拳は、健康づくりはもちろん、仲間と集まって一緒に楽しみ続けることができるスポーツです。愛好者の皆さまが、武術太極拳を楽しみながら、健康で、豊かな人生を謳歌されますよう祈念いたします。

最後に、本年は癸卯の年であります。これまでの努力が結実し、勢いよく成長し飛躍するような年と言われています。本連盟の選手並びに関係者の皆さま一人ひとりが大いに飛躍されることを期待します。

皆さまの今後一層のご活躍とご健康をお祈り申し上げ、年頭にあたっての挨拶といたします。