「特別国民体育大会 燃ゆる感動かごしま国体2023武術太極拳競技会」結果報告
9種目に142人の選手が出場! 国体として最後となる開催に来場者2日合わせて約800人が参加し盛況に終わる!
「燃ゆる感動かごしま国体2023武術太極拳競技会」が、令和5年9月23日(土)・24日(日)に鹿児島県曽於市の末吉総合体育館にて開催されました。主催は、公益財団法人日本スポーツ協会、文部科学省、鹿児島県、公益社団法人日本武術太極拳連盟、曽於市。
2020年から延期となり、特別国民体育大会として実施された本大会には、約800人に近い来場者が集い、会場は大いに盛り上がりました。参加選手たちは日々の鍛錬の成果を発揮し、会場は大きな拍手と歓声で包まれました。なお、来年からは国民スポーツ大会(国スポ)に名称変更となるため、国体としての開催は最後となります。開催に至るまでご尽力いただいた加盟団体含め関係された全ての皆さまに改めて感謝申し上げます。
9種目に全国から選抜された142人の選手が出場、14歳から59歳までの選手が日本一を競う
大会前日の9月22日(金)に行われた選手公式練習、監督会議を経て、23日(土)午前10時から開会式が行われました。
41都道府県の監督・代表選手が入場し、有馬勝博鹿児島県武術太極拳連盟理事長が開会を宣言しました。国歌斉唱の後、衆議院議員・加藤勝信日本連盟会長のご挨拶を川﨑雅雄副会長が代読され、続いて五位塚剛曽於市長から歓迎のことばをいただきました。続いて、及川佳織総審判長による競技ルールの説明がなされました。最後に、開催地である鹿児島県代表の別府美起子選手、年永結誓選手が出場選手を代表して選手宣誓を行うと盛大な拍手がおくられ、会場の空気が一気に引き締まりました。
競技は2日間にわたって9種目が実施され、41都道府県から142人の選手が出場しました。会場内は立ち見の観覧者が出るほど多くの方が来場し、各都道府県を背負った代表選手たちが素晴らしい技をみせるたびに大きな拍手と歓声で溢れました。
大会1日目には、アトラクションとして知覧太極拳スポーツ少年団による集体のほか、末吉鬼神太鼓による四鬼神之舞が披露されました。続く日本連盟による特別演武では、高龍大選手が自選難度剣術、別當響選手が自選難度棍術を披露、内田愛強化コーチと金丸拳也選手が2024年の全日本選手権大会から採用されるペア総合太極拳模範演武を披露し、会場からは大きな拍手がおくられました。
大会2日目も変わらぬ熱気で、参加選手たちは白熱の演武を繰り広げ、前日同様に昼休みにはアトラクションとして、鹿児島県武術太極拳連盟による太極拳集体が披露されました。日本連盟による特別演武では、別當響選手が自選難度刀術、高龍大選手が自選難度長拳、内田愛強化コーチが自選太極剣を披露し、大会に華を添えました。
競技終了後、2日目午後の種目の代表表彰が行われ、川﨑雅雄日本連盟副会長と五位塚剛曽於市長が表彰役員を務めました。続いて閉会式では、来年の国体開催地を代表して、佐賀県連盟・今古賀環理事長がご挨拶し、最後に鹿児島県連盟・有馬勝博理事長の閉会の挨拶で大会を締めくくりました。
おもてなしマルシェ開催
ご当地食材やお土産、記念グッズの販売なども
大会運営は、鹿児島県武術太極拳連盟が主管し、鹿児島県、曽於市などの協力を得て行われました。
また、会場外に設置されたおもてなしマルシェでは、鹿児島県産の食材を使った美味しいお店の数々が出店しました。その他にも、ご当地の土産品、ハンドメイドアクセサリーや大会記念グッズなども販売され、会場を賑わしていました。
メディア関連では、地元ラジオ局などが会場を訪れ、競技やアトラクション後の選手などへの取材が行われ、武術太極拳の普及・発展につながる盛り上がりをみせました。
武術太極拳競技は、2031年の奈良国スポまで公開競技種目として実施されることが決定しております。
来年は、国民スポーツ大会(国スポ)へと名称変更となり、「SAGA2024国スポ」を大会愛称に佐賀県で開催されます。武術太極拳競技は、2024年9月21日(土)・22日(日)に嬉野市のU-Spo(嬉野市中央体育館)で実施します。各都道府県で選抜大会などが行われ、各都道府県の代表が決定します。在住地だけでなく、勤務地、ふるさと(シニア・成年のみ)、学校の所在地(少年のみ)からの出場も可能です。
多くの選手のご参加をお待ちしています。