日本連盟 第133回理事会を開催 -2025年度事業計画・予算等の議案を審議し承認-

第133回理事会が3月7日(金)に開催されました。本理事会では、日本連盟および全国8ブロック、各委員会の2025年度事業活動計画、予算等を以下の議事録のとおり審議しました。

 

公益社団法人日本武術太極拳連盟第133回理事会議事録

1開催された日時:2025年(令和7年)3月7日(金)14時00分~15時10分

2開催された場所:日本連盟トレーニングセンター

3理事総数及び定足数:総理事数22名、定足数12名

4出席理事数:理事20名
出席者:川﨑雅雄、孫建明、谷川大、友崎敦、潮田強、及川佳織、孔祥東、長江一将、中谷康司、岡野範子、小山晶子、河村南里、武田久、大山一夫、岩佐育代、阿南七重、吉田由美子、藤野雅義、柴田史、今古賀環
出席監事:髙見一枝、春田牧子

なお、中村剛ジュニア普及委員会委員長、高山宗久競技委員会委員長、竹中保仁審判委員会委員長、蓮原亮財務委員会委員長が陪席した。

5議題
報告事項
(1)代表理事、業務執行理事報告
(2)日本連盟各専門委員会委員長及び各ブロック新年度事業活動計画についての報告
(3)その他

決議事項
第1号議案 2025年度事業計画の件
第2号議案 2025年度予算の件
第3号議案 2025年度以降の経費削減の件
第4号議案 選手強化事業の件
第5号議案 2025年度以降の国内大会の件
第6号議案 規程等の改訂の件
第7号議案 専門委員会委員委嘱の件
第8号議案 スポーツ振興事業助成金と強化助成事業の件
第9号議案 次期理事会の開催の件
第10号議案 その他

6議事の経過及びその結果

本日の理事会が、理事総数22名のうち20名が出席しており、開催要件の定足数たる過半数12名以上の出席を充足しているので、定款第33条の規定により成立していることを確認した。事前に川﨑雅雄副会長が議長として指名された。次に、議事録署名人は定款第35条に基づき、川﨑雅雄副会長、髙見一枝監事、春田牧子監事とし、報告及び議案の審議に入った。

報告事項

以下の報告が行われた。

(1)川﨑雅雄副会長より、昨年行われた各都道府県の段位認定事業が無事終了したこと、5段位昇段セミナーにおいても滞りなく進み終了したことが報告された。続いて、谷川大常務理事より、来年度に世界カンフー選手権大会が開催されることが報告された。また、孫建明常務理事より、昨年においてW杯をはじめとした各国際大会が無事に開催されたこと、春季・冬季強化合宿を、中国国家級コーチを招き実施したことなどが報告された。さらに、友崎敦常務理事より、2025年度における検定事業について、5段位昇段セミナーが各ブロックでの実施となることが報告された。

(2)各ブロックからの活動計画報告
2025年度の事業活動計画については、日本連盟各専門委員会及び各ブロック理事より、議案書通りとの報告が行われた。

決議事項

第1号議案 2025年度事業計画の件

長江一将事務局長より、2025年度の事業計画について、2026年に愛知県・名古屋市にて行われる第20回アジア競技大会に向けて準備をすすめていくこと、国スポ公開競技が滋賀県で開催されることが説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第2号議案 2025年度予算の件

2025年度(令和7年度)の収支予算とその内訳について、蓮原亮財務委員会委員長より説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第3号議案 2025年度以降の経費削減の件

川﨑雅雄副会長より、W杯実施後の収支赤字を受けて行った借り入れ金の早期返済を行うべく「事業経費削減委員会」を設置する旨とその借り入れの経緯の説明が行われ、早期返済と財政安定化のため以下の経緯削減(案)について2025年4月からの実施が提案された。

1)役員報酬を廃止する、2)理事、専門委員会委員、コーチ、講師、審判等役員の会議手当、食事手当を廃止する、3)選手強化事業の活動経費の見直し、4)2026年4月から「会報」発行を停止し、HP、SNSによる情報伝達に切り替える、5)2025年度の「通常総会」並びに「太極拳中央技能検定委員会全体会議」について経費削減のため「日本武術太極拳連盟トレーニングセンター」で行い「懇親会」は行わない、6)その他、4年以内での借入金早期返済を目指して必要な取組みを進める等の説明がされ、審議の上、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第4号議案 選手強化事業の件

孫建明常務理事より、選手強化事業について、春季・冬季強化合宿および一部国際大会を有料および選手自己負担での参加とすること、ジュニア選手・シニア選手において、レベルの高い選手を厳選して国際大会に派遣すること、さらに選手強化委員会・強化コーチとして荒谷友碩氏、齋藤志保氏を迎えることが説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第5号議案 2025年度以降の国内大会の件

高山宗久競技委員会委員長より、全日本選手権大会において、自選難度競技部門における競技ルールを国際大会のレギュレーションに合わせ「2024年版武術套路競技規則」を採用すること、ジュニア大会においては、2026年開催の第34回JOCジュニアオリンピックカップ大会より、同規則を採用していくことが説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第6号議案 規程等の改訂の件

長江一将事務局長より、強化指定選手ランキング規定および強化助成費規定に関しての改訂が説明された。シニア強化指定選手における強化費用を、代表決定月から当該国際大会終了月まで、もしくは、当該国際大会4カ月前からの短い間の支給とする上限を設けること、交通費の助成費についても合計10万円までとすること、また、ジュニア代表選手における交通費の助成は行わないとすることについて、説明がなされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第7号議案専門委員会委員委嘱の件

長江一将事務局長より、各専門委員会の委員長等の変更が以下のとおり説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

太極拳指導員委員会
委員長:阿南七重

理事事業委員会
委員長:周惺淇氏顧問:近藤重和常務理事

事業経費削減委員会(追加)
委員長:川﨑雅雄副会長
副委員長:谷川大常務理事、孫建明常務理事
委員:平尾明子氏、関屋賢大氏

選手強化委員会
副委員長:孔祥東理事
顧問:前東篤子氏
強化コーチ:荒谷友碩氏、齋藤志保氏

国スポ委員会
副委員長:貝森慶一氏

第8号議案 スポーツ振興事業助成金と強化助成事業の件

長江一将事務局長より、JOCジュニアオリンピックカップ大会におけるスポーツ振興事業助成金の実態調査結果に基づいた改善方策について、1)宿泊費については必ず2社以上から見積書を取り契約書を作成すること、2)収支において規定された書式で証拠書類を作成することが説明された。また、強化助成事業については、恒和産業社より2025年も助成を続けていただける旨が報告され、引き続き全国の皆さまが本事業にお申込みできるように、申込書と一体化した広告を作成、配布することが説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第9号議案 次期理事会の開催の件

長江一将事務局長より、次期理事会を2025年5月27日(火)に日本連盟トレーニングセンターにて開催することの提案内容が説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

第10号議案 その他

川﨑雅雄副会長より、2025年4月から事務局体制を以下の編成に変更する旨が説明され、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で承認された。

参事 長江一将(統括)平尾明子(総務)

事務局長 小島隆平(事業)

事務局次長 関屋賢大(総務)

以上をもって議案の審議等を終了したので、15時10分に議長の川﨑雅雄副会長が閉会を宣言した。

開会にあたり加藤勝信会長のご挨拶を川﨑雅雄副会長が代読

開会にあたり加藤勝信会長のご挨拶を川﨑雅雄副会長が代読

業務執行理事報告を行う孫建明常務理事

業務執行理事報告を行う孫建明常務理事

理事20人、監事2人、陪席者4人が出席し各議案を審議

理事20人、監事2人、陪席者4人が出席し各議案を審議