第104回・第105回理事会・第7回定時社員総会を開催

－2017年度事業活動報告、決算報告、役員改選等を承認－

2018年6月16日（土）於：東京・四ツ谷（主婦会館）

公益社団法人日本武術太極拳連盟は、去る６月16日（土）、東京・四谷の主婦会館・プラザエフにおいて、第104回理事会、第７回定時社員総会、および第105回理事会を開催した。

第104回理事会には、日本連盟村岡久平会長以下、副会長、専務理事、常務理事、理事、監事の計20人が出席した。また、10専門委員会から委員長10人、事務局から１人が陪席した。第７回定時社員総会には理事会に出席した理事・監事をはじめ、全国の49加盟団体から正会員49人と団体理事・監事、オブザーバーら合わせて82人が出席した。

同日午前10時半からは常務理事会、つづいて理事会が正午まで開かれた。午後に入り13時からは加盟団体の代表者が加わり総会が開かれ、14時半に閉会した。また、総会を一時休憩にして、総会で承認された改選理事・監事により、別室にて第105回理事会を開き、役員を選出した。

総会閉会後に、引き続き、ブロック会議（分科会・全体会議）および第24回太極拳中央技能検定委員会全体会議がそれぞれ開かれた。

第104回理事会では、９の議案について入念に審議し、すべて満場一致で承認

第104回理事会は20人の理事会メンバーの出席と専門委員会委員長10人および事務局から１人の陪席を得て午前11時に開会した。村岡久平会長のあいさつの後、報告および議案の審議に入った。

報告では、川﨑雅雄専務理事が平成30年１月開催の理事会以降の事業活動について、岡﨑温副会長が平成30年６月２日韓国・ソウルで開催のアジア武術連盟執行委員会について説明した。

つづいて、次の議案の説明・審議が行われ、すべて承認された。議案１は「平成29年度（2017年度）事業報告確認の件」で、川﨑雅雄専務理事が説明し可決した。議案２は「平成29年度（2017年度）の決算報告確認の件」で、同じく承認された。議案３は「定款変更の件」で、川﨑雅雄専務理事から、理事の定数拡大について、定款を一部変更する「定款の一部変更について」の提案・説明を行い、可決した。議案４は「役員選任の件」で、本定時社員総会の終結をもって理事、監事の全員の任期が満了となるため、その改選にあたり、川﨑雅雄専務理事より理事および監事を重任または新任したい旨の提案があり、承認された（詳細後述）。議案５「名誉会長、名誉副会長 推薦の件」および、議案６「専門委員会 委員追加の件」、議案７「常任講師 追加の件」、議案８「2018年度第10期本部研修生承認の件」、議案９「都道府県連盟 倫理規程の件」については川﨑雅雄専務理事より説明が行われ、すべて承認された（詳細後述）。

以上の議案を第７回定時社員総会に提出することを、理事会は満場一致で承認した。

報告事項を含め、理事の定数拡大、日本連盟新役員選任ほか、全議案を満場一致で承認

同日午後１時から開催された第７回定時社員総会には、日本連盟役員（20人）と全国47都道府県連盟および学生連盟の代表49人とオブザーバーら計82人が出席した。

議長に辻本三郎丸常務理事が、議事録署名人には高山守夫常務理事と森田省吾理事が選任された。

開会にあたり村岡久平会長が挨拶を述べ、川﨑雅雄専務理事が平成30年１月開催の理事会以降の事業活動について、岡﨑温副会長が平成30年６月２日韓国・ソウルで開催のアジア武術連盟執行委員会について説明した。

議案については、理事会での承認を受け、総会では理事会同様に以下のように説明が行われた。

平成29年度（2017年度）事業報告について川﨑雅雄専務理事が説明し、審議の上、可決された。平成29年度（2017年度）賃借対照表及び正味財産増減計算書及びその附属明細書並びに財産目録について森田省吾理事（財務担当）が説明して、恩田享位監事が監査報告を行い、審議のうえ承認された。

定款変更の件は、川﨑雅雄専務理事から、理事の定数拡大について、定款を一部変更する「定款の一部変更について」の提案・説明を行い、審議のうえ、原案どおり出席正会員全員一致（総正会員数の４分の３以上である37名以上）で可決した。

役員改選については、本定時社員総会の終結をもって理事、監事の全員の任期が満了となるため、その改選にあたり、川﨑雅雄専務理事より理事および監事を重任または新任したい旨の提案があり、理事・監事各候補者ごとに審議のうえ、原案どおり出席正会員全員一致で可決した。

なお、別室にて第105回理事会を開催し、副会長加藤勝信、会長代行兼副会長岡﨑温、専務理事川﨑雅雄、常務理事辻本三郎丸、高山守夫の各氏をそれぞれ選任し、総会に報告した。

名誉会長に二階俊博氏、名誉副会長に村岡久平氏が推薦され承認された。また、東口俊郎（株）ＢＡＢジャパン代表取締役が事業委員会副委員長に推薦され承認された。その他、常任講師１名、第10期本部研修生３名が推薦され、承認された。

川崎雅雄専務理事より、2018年度内に「各加盟団体における倫理規程・倫理委員会規程の制定について」すべての加盟団体（都道府県連盟、学生連盟等）で制定される見込みとの報告が行われ、承認された。

その他の議案に入り、東京都調布市の武蔵野の森総合プラザにて「第35回全日本武術太極拳選手権大会」が開催され、大会に向けて準備が進められていること、11月４日に富山県富山市の富山八尾スポーツアリーナにて「第31回全国健康福祉祭ねんりんピック富山2018」が開催されること、日本連盟後援事業として８月11日から12日まで大阪府八尾市の八尾市総合体育館で行われる「中国伝統武術太極拳国際交流大会」が開催されること、７月９日から16日までブラジル・ブラジリアにて「第７回世界ジュニア武術選手権大会」が開催されること、８月２日から５日まで中国・マカオにて「第１回世界大学生武術選手権大会」が開催されること、８月19日から23日までインドネシア・ジャカルタ／パレンバンにて「第18回アジア競技大会・武術太極拳競技」が開催されること、７月の「第35回全日本武術太極拳選手権大会」で、中国武術代表団による特別演武を行うことが決定したこと、同大会で「日中国交正常化45周年及び日中平和友好条約締結40周年行事」認定ロゴマークの使用を認定された報告など、それぞれ説明と報告があり、すべて承認された。

以上で総会議事を終了し、辻本議長が閉会を宣言した。総会終了後、同会場でブロック会議（分科会・全体会議）と第24回中央技能検定委員会全体会議が開催された。

第104回理事会出席者（第７回定時社員総会出席を含む）

日本連盟＝村岡久平会長、岡﨑温副会長、川﨑雅雄専務理事、高山守夫、辻本三郎丸の各常務理事、大沢藍未、大塚かづ子、大和久美代子、奥村吉昭、川島通正、谷甚四郎、塚原加代子、三浦義則、宮本知次、森田省吾、矢島孝一郎、吉田功、渡部健一の各理事と有居晃、恩田享位両監事。陪席＝高山恵靖子太極拳指導員委員会委員長、高浦猛ジュニア普及委員会委員長、孫建明国際交流委員会委員長、谷川大選手強化委員会委員長、西村誠志競技委員会委員長、及川佳織審判委員会委員長、近藤重和事業委員会委員長、潮田強業務運営委員会委員長、前東篤子国体委員会委員長、嶋村文男トレーニングセンター管理委員会委員長、菅野淳子事務局長。

第７回定時社員総会出席者・オブザーバー

北海道連盟＝小寺瑛子、森豊貴、青森県連盟＝貝森慶一、岩手県連盟＝岩根節子、高橋喜子、宮城県連盟＝大沼陽子、松山恵美、岡野範子、秋田県連盟＝田村ひとみ、武田繁子、伊多波玲子、山形県連盟＝早坂ひで子、菅野瑞子、福島県連盟＝沼澤祐子、蛭田英明、栃木県連盟＝柏戸禮子、群馬県連盟＝堀米秀夫、小山晶子、新潟県連盟＝吉田功、長野県連盟＝桜井啓司、瀧澤克夫、石野公子、茨城県連盟＝野田博明、修振杰、塚原加代子、埼玉県連盟＝石川佐奈江、千葉県連盟＝小原和子、林秀雄、東京都連盟＝川端智子、大塚かづ子、岩田崇江、神奈川県連盟＝鈴木浩次、椎名功、山梨県連盟＝内藤治文、清水明美、富山県連盟＝沢井武雄、碓井淳一、石川県連盟＝坂口志津子、清水啓紀、福井県連盟＝大西義幸、静岡県連盟＝増田洋、愛知県連盟＝髙見一枝、三重県連盟＝岩佐育代、奥村誠之郎、岐阜県連盟＝水谷和郎、滋賀県連盟＝吉田由美子、田中美代子、京都府連盟＝寺岡正人、寺沢優吉、大阪府連盟＝中道由美子、兵庫県連盟＝梅本克己、田中康博、奈良県連盟＝津田洋子、飯降牧子、和歌山県連盟＝津毛望、辻順三、鳥取県連盟＝前田慶一郎、島根県連盟＝西村敏、岡山県連盟＝増田泰治、広島県連盟＝三保千鶴子、大前一美、山口県連盟＝小西輝保、香川県連盟＝圖子幸子、福田一惠、徳島県連盟＝中西洋恵、愛媛県連盟＝稲葉美子、高知県連盟＝吉村文次、岡田淑子、氏原史子福岡県連盟＝飯田行雄、佐賀県連盟＝吉原和子、梁井公実、長崎県連盟＝海原一博、熊本県連盟＝岩元克雄、菅野明子、大分県連盟＝二宮早百合、二宮顕司、宮崎県連盟＝大神憲子、鹿児島県連盟＝春田牧子、沖縄県連盟＝津波古保、学生連盟＝増田勝、散手倶楽部＝池田純

第105回理事会出席者

日本連盟＝岡﨑温会長代行、川﨑雅雄専務理事、高山守夫、辻本三郎丸の各常務理事、大沢藍未、大塚かづ子、大和久美代子、岡田 淑子、岡野 範子、川島通正、近藤重和、孫建明、高浦猛、谷甚四郎、谷川大、塚原加代子、西村誠志、前東篤子、三浦義則、宮本知次、森田省吾、矢島孝一郎、吉田功、渡部健一の各理事と堀米秀夫、三代正廣両監事。

「第24回中央技能検定委員会全体会議」2018年度の太極拳初段・２段・３段検定実施要綱決まる

「第24回中央技能検定委員会全体会議」が６月16日（土）、日本連盟第７回定時総会閉会後、東京・四谷の「主婦会館・プラザエフ」で開催され、日本連盟太極拳技能検定委員会のメンバーはじめ各都道府県連盟の太極拳技能検定委員会委員長、総会参加者らが出席した。

議事は2017年度（平成29年度）の５級～１級検定および、初段～３段検定の実施報告が行われ、今年度（2018年度）の検定実施の問題点、提案事項などが協議された。併せて提出されていた2018年度（平成30年度）初段～３段検定実施要綱（案）が承認され、実施会場や日程などが決定した。

初段～３段技能検定を全国109会場で実施
受験申請手続き期限＝８月15日（水）

　2018年度（第24期）太極拳初段～３段技能検定は、10月21日（日）の那覇市会場（初段・２段）、を皮切りに、12月下旬まで全国109会場で実施される。初段は48会場、２段は47会場、３段は14会場となっている（こちらに日程・会場一覧を掲載）。

いずれの会場も、検定試験の前日に「事前講習会」を実施する。事前講習会は、検定受講者が当該検定の前日に限って参加できるもので、受講者以外の参加や見学はできない。

事前講習会は、検定試験会場と同じ会場で実施されているが、初段検定の京都市、鹿児島市の会場と２段検定の長野市の会場は、事前講習会会場と検定試験会場が異なるので注意されたい。

都道府県連盟の加盟団体から都道府県連盟技能検定委員会への受験申請書類の提出期限は８月15日（水）

都道府県連盟技能検定委員会から日本連盟太極拳技能検定委員会への提出期限は８月31日（金）となっている。

2018年度前期に１級に合格・登録した人が今回初段を受験する場合は、所定の事項が記入・捺印がされた「太極拳１級　申請・登録報告用紙」のコピーを「初段受験申請・登録用紙」に添付して提出すること。なお、実施要綱・関係書類は６月下旬に日本連盟から都道府県連盟・学生連盟宛にすでに送付されている。

―太極拳技能検定委員会名簿―

（公社）日本連盟太極拳技能検定委員会

委員長＝辻本三郎丸、副委員長＝菅野瑞子（東北・北海道Ｂ委員長）、石野公子（北関東Ｂ委員長）、塚原加代子（南関東Ｂ委員長）、高見一枝（東海・北陸Ｂ委員長）、梅本克己（近畿Ｂ委員長）、増田泰治（中国Ｂ委員長）、福田一惠（四国Ｂ委員長）、梁井公美（九州・沖縄Ｂ委員長）

都道府県連盟太極拳技能検定委員会委員長

北海道＝小寺瑛子、青森県＝奥村吉昭、岩手県＝岩根節子、宮城県＝松山恵美、秋田県＝伊多波玲子、山形県＝菅野瑞子、福島県＝遠藤淑子、茨城県＝塚原加代子、栃木県＝柏戸禮子、群馬県＝竹田福之、埼玉県＝石川佐奈江、千葉県＝佐々木喜美子、東京都＝川端智子、神奈川県＝椎名功、山梨県＝清水明美、新潟県＝吉田功、長野県＝石野公子、富山県＝碓井淳一、石川県＝清水啓紀、福井県＝大西義幸、静岡県＝増田洋、愛知県＝高見一枝、三重県＝奥村誠之郎、岐阜県＝杉山哲、滋賀県＝田中美代子、京都府＝寺沢優吉、大阪府＝木田正宣、兵庫県＝梅本克己、奈良県＝飯降牧子、和歌山県＝前田美智子、鳥取県＝佐々木節枝、島根県＝畠中純子、岡山県＝増田泰治、広島県＝大前一美、山口県＝小西輝保、香川県＝福田一惠、徳島県＝中西洋恵、愛媛県＝稲葉美子、高知県＝久禮田倫子、福岡県＝塚本美恵子、佐賀県＝梁井公美、長崎県＝三田村直子、熊本県＝菅野明子、大分県＝二宮顕司、宮崎県＝大神憲子、鹿児島県＝福森高、沖縄県＝津波古保、日本学生連盟＝増田勝

名誉会長、名誉副会長推薦と日本連盟新役員選任を承認

１.名誉会長、名誉副会長の氏名は次のとおり。
名誉会長　　　二階　俊博　衆議院議員
名誉副会長　　村岡　久平

２.理事および監事の氏名は次のとおり。
理事 加藤　勝信　　　重任　衆議院議員
理事 岡﨑　　温　　　重任
理事 川﨑　雅雄　　　重任
理事 辻本三郎丸　　　重任
理事 高山　守夫　　　重任
理事 宮本　知次　　　重任
理事 大塚かづ子　　　重任
理事 森田　省吾　　　重任
理事 西村　誠志　 競技員会委員長 新任
理事 近藤　重和　 事業委員会委員長 新任
理事 孫　　建明　 国際交流委員会委員長 新任
理事 谷川　　大　 選手強化委員会委員長 新任
理事 前東　篤子　 国体委員会委員長 新任
理事 潮田　　強　 業務運営委員会委員長 新任
理事 上り浜誠一　 国際交流委員会副委員長 新任
理事 及川　佳織　 審判委員会委員長 新任
理事 岡野　範子　 東北・北海道ブロック 新任
理事 吉田　　功　 北関東ブロック 重任
理事 大和久美代子 南関東ブロック 重任
理事 塚原加代子　 南関東ブロック 重任
理事 矢島孝一郎　 南関東ブロック 重任
理事 大沢　藍未　 東海・北陸ブロック 重任
理事 渡部　健一　 近畿ブロック 重任
理事 谷　甚四郎　 近畿ブロック 重任
理事 川島　通正　 中国ブロック 重任
理事 岡田　淑子　 四国ブロック 新任
理事 三浦　義則　 九州・沖縄ブロック 重任
監事 堀米　秀夫　 群馬県武術太極拳連盟 新任
監事 三代　正廣　 神奈川県武術太極拳連盟 新任

2018年度第10期本部研修生３人を承認

土屋直美（山形）、潮田佐枝子（東京）、渡邊恭子（大阪）※第１～10期本部研修生合計105人

 

第３号議案・資料

定款の一部変更について

次のとおり、公益社団法人日本武術太極拳連盟の定款の一部を変更する（変更部分は下線部のとおり）。

１　変更内容

現行　第２０条　この法人に、次の役員を置く。

（1）　理事　１５名以上２０名以内

（2）　監事　２名以内

２ 　理事のうち１名を会長とする。会長以外の理事のうち１名以上３名以内を副会長、１名を専務理事、１名以上４名以内を常務理事として置くことができる。

３ 　前項の会長、副会長をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律上の代表理事とし、専務理事、常務理事をもって同法第91条第１項第２号の業務執行理事とする。

改正　第２０条　この法人に、次の役員を置く。

（1）　理事　２０名以上３０名以内

（2）　監事　２名以内

２ 　理事のうち１名を会長とする。会長以外の理事のうち１名以上３名以内を副会長、１名を専務理事、１名以上４名以内を常務理事として置くことができる。

３ 　前項の会長、副会長をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律上の代表理事とし、専務理事、常務理事をもって同法第91条第１項第２号の業務執行理事とする。

２　変更理由

全国８ブロック制に伴いより有意な人材を理事に選任するため。