2019年度長拳技能検定(3~6級)実施要領
実施期間:2019年4月1日~2020年3月31日
級位資格を所有していない場合(新規受験)について
新規受験者は、6級、5級、4級、3級のいずれかを受験申請することができる。いずれも飛び級受験ができる。ただし、飛び級受験の場合は、下位級の試験内容も同時に受験しなければならない。この場合、上位級が合格判定であっても、その下の級が不合格判定であれば、さらにその下の級の合格級をもって合格級位とする(例:4級を受験し、4級が合格判定であっても5級試験科目が不合格判定の場合で、6級試験科目が合格判定であれば判定級位は6級となる)。5級を受験申請し、5級は合格判定、6級の試験科目が不合格判定であれば、級位は与えない。
級位所有者の昇級受験について
現在6級~4級を所有する人は、昇級のための受験に際しては、受験級の申請登録用紙に必ず現級の証書番号(証書に印字されている9桁の番号)を明記すること。
現在所有している級位の2つ以上の上位級を受験する場合(飛び級)は、現在所有している級位と受験申請した級位の間の級位の試験内容も同時に受験しなければならない。6級を有している人が4級を受験申請した場合は、同時に5級の試験内容も受験しなければならない。この場合、上位級が合格判定であっても、その下の級が不合格判定であれば、さらにその下の級の合格級をもって合格級位とする(例:6級を所有している人が、4級を受験し、4級が合格判定であっても5級が不合格判定の場合、級位は変わらない)。
・6~4級の合格者には「証書」を、3級合格者には「証書」と象徴物として「ピンバッヂ」を付与する。
・認定された級位は、今後昇級・昇段しない限り終身称号とし、更新手続きを要しない。
級 | 6級 | 5級 | 4級 | 3級 |
受験資格(学習歴) | 3ヶ月以上 | 3ヶ月以上 | 3ヶ月以上 | 6ヶ月以上 |
実施主体 |
①都道府県連盟(単独) ②複数都道府県連盟(合同) ③ブロック | |||
技能検定員 |
6級~4級はC級以上1名、普及以上2名。 3級は、B級以上1名、C級以上2名。 各審査員グループは3名で実施する。 | |||
受験料 | 24歳以下 1,500円 25歳以上 3,000円 |
24歳以下 2,000円 25歳以上 4,000円 | ||
登録料 | 1,500円 | 1,500円 | 1,500円 | 2,000円 |
各級の試験項目と合否判定基準
段級 | 套路試験 | 基本功試験 | |||
内容 | 判定基準 | 内容 | 判定基準 | ||
6級 |
カンフー体操1
|
・套路が通せる
・発声が正しい |
抱拳礼(姿勢)
返事 |
・抱拳礼が正しくできる
・姿勢が正しい ・返事がはっきりできる |
|
5級 |
カンフー体操2
|
・套路が通せる
・発声が正しい |
抱拳礼(姿勢)
返事 手型,手法(衝拳,推掌,抱拳) |
・抱拳礼が正しくできる
・姿勢が正しい ・返事がはっきりできる ・手型の名称,形が区別できる |
|
4級 |
入門長拳
|
・套路が通せる
・発声が正しい |
転頭
歩型(弓歩,馬歩,仆歩,虚歩,歇 歩) |
・転頭の動作を理解している
・歩型の名称,形が区別できる |
|
3級 |
カンフー体操
1,2 入門長拳 |
・ぐらつかない
・背筋が伸びている ・つっかえずスムーズに通せる ・動作と目線が合っている ・きびきびと動作を行って いる ・大きな声で動作と合った発声をしている ・各歩型が区別できる ・手型,手法,腿法がおおむねできている |
手法組合(衝拳-挑掌-亮掌-勾手
-抱拳) |
・手型,手法が正しい
・力点が明確である ・動作がきびきびと行われてい る |
|
腿法全体の要求
|
・姿勢が正しい
・軸足が曲がらない ・軸足のかかとが上がらない ・正しい方向にけりあげている |
||||
腿法(正踢腿、側踢腿、斜踢腿)
|
・けりあげた足の足首が曲がっ
ている ・けりあげた足のひざが伸びて いる |
||||
腿法(弾腿)
|
・膝を曲げてからけっている
・つま先に力が達している |
||||
腿法(拍脚) |
・つま先が伸びている
・足の甲をたたいている ・音が出ている ・けりあげた足のひざが伸びて いる |
||||
弓歩衝拳
|
・手型,手法が正しい
・歩型,歩法が正しい ・姿勢が正しい ・力が力点に到達している ・上下の協調性がある |