「第5回アジアジュニア武術選手権大会」開催 6月6日~マカオ
第5回アジアジュニア武術選手権大会
- 日本代表選手団16人を決定 -
【掲載:2009年05月15日】
「第5回アジアジュニア武術選手権大会」が開催予定地フィリピン・マニラで5月下旬に開催できなくなったことを受けて、アジア武術連盟(WFA)の于再清会長、村岡久平事務総長らが大会代替地について協議を行ってきた。
その結果、このほどマカオが新たな開催地として決定した。于再清会長、村岡久平事務総長らは4月7日、マカオを訪問し、マカオ特別行政区政府の黄有力体育発展局長、マカオ武術協会の陳文傑会長らと話し合った。
マカオ側は、同大会をマカオで行うことを了承、6月上旬開催が正式に決定された。WFAの陳国栄技術員会主任が同行した。
WFAは4月10日に、WFA加盟の36カ国・地域の各協会(連盟)に「開催要項」を送り、同大会への参加を呼びかけた。
WFAの技術委員会は5月5日に、WFA理事会・総会が6日にそれぞれ開催される。
「第5回アジアジュニア武術選手権大会」
会場:
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中国マカオ「塔石体育館」 |
日時:
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6月6日 開会式(夜) 6月7日~9日 競技(午前・午後・夜) |
会場「塔石体育館」(マカオ)の正面入り口
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●第1回ジュニア強化合宿で日本代表選手決定
5月4日~6日に本部研修センターで開催されたジュニア強化合宿の期間中に、 6月6~9日に中国・マカオで挙行される「第5回アジアジュニア武術選手権大会」の日本代表選手選考会が行われた。
強化委員会役員・コーチと国際審判員2人(竹中保仁、武田久の両氏)が立ち会うなかで選考が行われ、同大会の年齢別3グループ(A=18~16歳、B=15~13歳、C=12歳~7歳)に男女各2人、合計12人の選手が選ばれた。
選考会の結果はただちに日本連盟理事会に報告され、5月7日夕刻に、同理事会の機関承認を得たうえで、正式決定された。
●新しいジュニア選手層を起用
昨年12月にインドネシア・バリ島で開催された「第2回世界ジュニア武術選手権大会」で、日本は金メダル8個、銀メダル5個、銅メダル5個を獲得し、代表選手12人の全員が上位入賞を果たす目覚ましい成績を挙げた。
それから半年後に開催される本大会に向けて、日本連盟は新しいジュニア選層を発掘し、起用する方針で代表選考に臨んだ。
その結果、選抜された代表12人は、昨年の世界ジュニアの代表選手とはまったく異なる布陣となった。唯一の例外として、山本千尋選手(兵庫県)は、昨年の世界ジュニアでは最年少のCグループで出場し、槍術1位、長拳2位の成績を獲得したが、今大会では年齢グループがBに上がったため、再度起用された。山本選手にとっても、他のすべての選手にとっても、昨年の世界ジュニアとは一転して厳しい競争にさらされることが予想される。
代表選手全員が、代表に選ばれたチャンスを生かして、大会までの1カ月の期間で最善のレベルアップに取り組むことが期待される。ジュニア代表選手の健闘を祈る。
◎代表選手団役員(計4人)
1.監督: 孫 建明
2.コーチ:前東篤子
3.コーチ:丹井 均
4.コーチ:神庭裕里
◎代表選手(計12人)
A組(18歳~16歳、1991年1月1日~1993年12月31日生) | ||||
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氏 名 | 都道府県連盟 | 種 目 | ||
1 | 吉田 慎之佑 | 男 | 岩手県連盟 | 太極拳(42式/42式) |
2 | 岸 啓介 | 男 | 大阪府連盟 | 長拳(刀術・棍術) |
3 | 池口 侑花 | 女 | 兵庫県連盟 | 太極拳(42式/42式) |
4 | 広田 泉 | 女 | 東京都連盟 | 長拳(剣術・槍術) |
B組(15歳~13歳、1994年1月1日~1996年12月31日生) | ||||
1 | 山崎 航 | 男 | 北海道連盟 | 太極拳(24式/32式) |
2 | 小野 力 | 男 | 神奈川県連盟 | 長拳(剣術・槍術) |
3 | 平澤 光 | 女 | 岩手県連盟 | 太極拳(24式/32式) |
4 | 山本 千尋 | 女 | 兵庫県連盟 | 長拳(剣術・槍術) |
C組(12歳~7歳、1997年1月1日~2002年12月31日生) | ||||
1 | 大津 朝陽 | 男 | 兵庫県連盟 | 長拳(棍術) |
2 | 大津 夕陽 | 男 | 兵庫県連盟 | 長拳(刀術) |
3 | 森下 優花 | 女 | 埼玉県連盟 | 長拳(刀術) |
4 | 佐藤 実莉以 | 女 | 東京都連盟 | 長拳(剣術) |
以上