2011年度「公認太極拳普及指導員」認定試験 全国46会場で5~6月に実施
【掲載:2011年03月15日】
2011年度(第20期)の公認太極拳普及指導員養成講習会および認定試験は,5月から6月の土曜または日曜日に愛媛県を除く全国46都道府県連盟(46会場)で実施される。
*実施日程・会場(未定の会場あり)は次頁に掲載
実施は都道府県連盟の地方認定委員会
受験申請は4月4日(月)に締切
日本連盟への申請は4月11日(月)まで
認定講習・試験は各都道府県連盟に設置された地方認定委員会の管理・運営により実施される。
認定委員会は委員長(各都道府県連盟会長)1人,委員長代理1人,認定委員5人(うち主任認定委員1人)で構成。
今期の認定申請は,都道府県連盟の加盟団体から実施都道府県連盟への期限が4月4日(月),都道府県連盟から日本連盟への申請締切りが4月11日(月)となっている。
講習・試験は「全国共通カリキュラム」で受験資格は検定1級以上取得者
学科試験のみを実施,実技試験は行わない
養成講習・認定試験は,全国共通のカリキュラムで学科講習,実技指導講習,および学科試験が行われる。
技能検定1級取得者を対象とするため24式太極拳の実技試験は行わず,学科試験のみを実施する。学科試験は,学科講習の内容について択一解答方式の筆記試験を行い,100点満点中50点以上を得た者を合格者とする。
受験資格に指導歴の有無は問わない。講習と認定試験の時間割は以下のとおり。
9:00~ 9:40 受付
9:40~10:00 開講式,諸注意,講師紹介
10:00~12:00 学科講習,筆記試験(択一式)
12:00~13:00 昼食,休憩
13:00~14:00 『入門・初級太極拳』 指導法研修(実技)
14:00~15:00 集団演武研修(実技)
15:00~16:50 指導実技研修(実技)
16:50~17:00 閉講式,解散
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普及指導員は「太極拳指導に関する基礎知識および技能を有し,初級者の太極拳指導ならびに管理ができる者」とする。
養成講習と試験はこの基準に則して実施し,学科講習では日本連盟発行の『太極拳指導教本』,『太極拳実技テキスト』を使用する。
指導実技講習では,①『入門・初級太極拳』の基本的な指導要領,② 「北京アジア大会開幕式集団太極拳演武」の際に採用された音楽
と動作の一致について,24式太極拳における基本的,重点的な動作の要領と,その指導方法について,それぞれ講習が行われる。
昨年は1537人の公認普及指導員が誕生
昨年2010年度(第19期)の「公認太極拳普及指導員」認定試験は鳥取県・島根県を除く45都道府県・45会場で実施され,全国で合計1578人が受験し,うち1537人が合格および登録申請をした。
合格者には日本連盟から都道府県連盟を通して「普及指導員認定証,証明書」が送付されている。登録者名簿は本誌No.250(2010年9月10日発行)に掲載した。
今年も,「自身の技術向上とともに地域の普及活動を支える」公認普及指導員認定試験に多くの愛好者のチャレンジを期待する。