「2016年全日本武術太極拳競技会」2年ぶりに開催
春季強化合宿の総括を兼ね舞台で競い合う
5月4日(水・祝)/東京・江戸川区総合文化センター
【掲載:2016年6月15日】
(公社)日本武術太極拳連盟は5月4日(水・祝),東京・江戸川区総合文化センターの大ホールで「2016年全日本武術太極拳競技会」を開催した。会場は,前回の2014年同競技会につづき2回目となる。
競技会には日本連盟選手強化委員会が指名した強化指定選手29人(男子18人,女子11人)が新国際競技ルールに基づく「自選難度競技」12競技種目に出場した。
開会式では主催の日本連盟村岡久平会長の開会挨拶に続いて,共催の江戸川区武術太極拳連盟の島村和成会長が歓迎の挨拶を行った。また,来賓を代表して,石塚幸治江戸川区文化共育部長から多田正見江戸川区長の祝辞を賜った。つづいて西村誠志競技会総審判長が競技上の諸注意を説明したあと,競技会審判団が紹介された。
午前の競技は男女ともに,南刀,長拳短器械(刀術・剣術),太極剣の器械種目が行われ,午後に男女の南拳,長拳,太極拳の徒手種目が行われた。
競技終了後には,合宿に参加していた中国武術代表団の世界トップ3選手による特別演武(南拳,長拳,太極拳の器械・徒手)と,日本選手による集団演武が披露され,会場は破れんばかりの拍手と歓声に包まれた。
全ての競技と特別演武終了後に表彰式が行われ,各種目3位までの入賞者を代表して下起悦郎選手(男子長拳短器械1位・男子長拳1位)と山口啓子選手(女子長拳短器械1位・女子長拳1位)が西村誠志総審判長と岡﨑温日本連盟専務理事から,それぞれメダルと賞状を受け取った。
つづく閉会式では村岡久平会長が,選手,スタッフ,観客,中国代表団に対し,労いとお礼を述べ閉会の辞を締めくくった。
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