第24回全国健康福祉祭「ねんりんピック2011熊本」(山鹿市・10/16)全国から60チームが出場
全国から60歳以上の60チーム・424人が出場
【掲載:2011年11月15日】
第24回全国健康福祉祭くまもと大会・ねんりんピック2011熊本「太極拳交流大会」が,
10月16日(日),熊本県山鹿市の山鹿市総合体育館で開催された。厚生労働省・熊本県・長寿社会開発センター・ねんりんピック2011熊本実行委員会・山鹿市・ねんりんピック2011山鹿市実行委員会の主催,日本連盟の後援,熊本県連盟(小山和作会長)の主管。
競技は太極拳集団演武のチーム対抗戦で行われ,43都道府県・15政令都市から選手・監督合わせて60チーム・424人が参加した。
開会式ではまず,今年3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げたあと,中嶋憲正山鹿市長,横手啓介山鹿市議会議長が歓迎の挨拶を行い,西村誠志総審判長が競技ルールなどについて説明した。
競技会では大震災の影響で出場が心配されていた岩手・宮城・福島の各県の選手の皆さんも観客のひときわ大きい声援を受けて大健闘。また,ねんりんピック史上初めての出場かと思われる平均年齢84歳という地元「やまが八や十そ路じチーム」の演武も館内をわかせた。
選手・観客,スタッフ合わせて3500人
競技の合間に行われるアトラクションでは,知覧太極拳スポーツ少年団(鹿児島県),日本少林武術協会少年チーム(熊本県小国町),城北高校ダンス部(山鹿市),中国で「太極王子」の異名を持つ丁傑老師らによる特別出演,熊本県連会員160人の集団演武などが披露された。
中でもファイナルアトラクションとして総勢120人の女性による「山鹿灯籠踊り」は,選手・観客を幻想の世界に誘った。この踊りは,和紙と糊だけで作られた灯籠を頭に飾り,灯をともし優雅に舞うという,我が国でも山鹿だけにしかない珍しい伝統芸能として今に伝わっている。
当日は天気にも恵まれ,選手・応援団・観客合わせて3500人の来場者があり,体育館外の22店の地元産物販売店なども,準備した殆どの商品が完売するほどの大盛況,また熊本名物「だご汁」2000食が無料で振る舞われるなど,終日大賑わいの大会となった。
山鹿市は,古くから豊富な湯量を誇る温泉町としても知られており,選手の皆さんも競技で疲れた体を温泉で癒されたものと思う。
今大会は,神戸市チームが9. 25で優勝,準優勝は地元熊本県A,3位には栃木県が入賞,それぞれに賞状・トロフィー・メダルが贈られた。
来年のねんりんピックは宮城・仙台で
なお来年の第25回大会は,大震災の復旧復興の途上にある宮城県仙台市で10月14日に開
催される予定。ねんりんピック宮城・仙台大会の成功を心からお祈りしたい。
(熊本県武術太極拳連盟理事長 岩元克雄)
4位から10位は優秀賞
順位
|
都道府県市
|
得点
|
順位
|
都道府県
|
得点
|
1
|
神戸市 |
9.25
|
6
|
新潟市 |
9.01
|
2
|
熊本県A |
9.10
|
7
|
大阪市 |
8.98
|
3
|
栃木県 |
9.08
|
8
|
大阪府 |
8.93
|
4
|
横浜市 |
9.06
|
9
|
福岡市 |
8.90
|
5
|
神奈川県 |
9.03
|
10
|
兵庫県 |
8.88
|
11位からの成績
(11)広島県(12)静岡県(13)群馬県(14)仙台市(15)鹿児島県(16)茨城県(17)熊本県B(18)北海道(19)岐阜県(20)福島県(21)埼玉県(22)新潟県(23)石川県(24)福岡県(25)千葉県(26)名古屋市(27)さいたま市(28)大分県(29)愛知県(30)三重県(31)堺市(32)京都府(33)滋賀県(34)山形県(35)広島市(36)秋田県(37)長野県(38)福井県(39)京都市(40)高知県(41)東京都(42)静岡市(43)香川県(44)長崎県(45)佐賀県(46)奈良県(47)岩手県(48)岡山県(49)川崎市(49)宮崎県(51)北九州市(52)富山県(53)鳥取県(54)島根県(55)徳島県(56)熊本県Y(57)岡山県(58)宮城県(59)沖縄県(60)愛媛県
総審判長=西村誠志,審判長=三代一美,
執行審判員=吉森忠弘・谷理絵・圖子幸子・村上里絵・前田修,
套路審判員=宮﨑純子