「武音祭」音楽,華道とのコラボレーションで武術太極拳の魅力をアピール
市来崎選手,宮岡選手らトップ選手が多数出演
【掲載:2013年03月12日】
武術太極拳の魅力を伝えるイベント「武音祭 武術×無限大∞」が2月9日,東京の大田区民ホール・アプリコで開催された。主催は(株)スポーツカンパニー,日本連盟が後援した。
日本を代表するトップ選手らが出演して,迫力のある賑やかなステージで武術太極拳の楽しさをアピールした。
第1部は武術太極拳大表演会。太極拳,南拳,長拳の演武のほか,琴,バイオリン,チェロなどの演奏や華道とのコラボレーションも行われた。市来崎大祐,宮岡愛,中田光紀,佐藤直子,下起悦郎,岸啓介,村上僚,柏熊結姫,大川智矢の各選手らが演武を行った。このほか,墨田キッズカンフー,タチリュウジム会員,文京&弐虎壱カンフークラブ,大田区連盟集体,太極拳友好協会(TFA)長拳隊による演武や中国獅子舞も披露された。
第2部は「1on1武術バトルトーナメント」。その名の通り,それぞれの選手が1対1で得意な技を披露して,会場からの拍手が多かった選手が勝ちぬく試合形式。このトーナメントには市来崎大祐,岸啓介,米本二一,脇田圭祐,桐山賢龍,尾野透雅各選手と,長拳女子世界チャンピオン(1997年)で日本連盟強化コーチの陳静さんの7人が出場し,陳静さんが優勝した。
会場では「太極拳のまち 喜多方」が開発・作成した「介護予防のための太極拳ゆったり体操」の講習会も行われ,ゆったり体操リーダーの松崎裕美さん(喜多方市保健課健康係長)の解説で来場者は椅子に座って行う(座位)バージョンの体操を体験した。喜多方市からは太極拳愛好者34人がツアーを組んで武音祭の見学に駆けつけた。当日の来場者は900人だった。
イベント終了後は出演者全員で東日本大震災復興への義援募金活動を行った。2回目の昨年の武音祭は東日本大震災復興チャリティーイベントとして催され,集まった募金は義援金として主催者から日本連盟を通して被災県連盟に寄付された。
会場の東日本大震災義援募金に15万9436円
主催者から日本連盟に預託
2月26日,「武音祭」を主催した(株)スポーツカンパニーの岡泰秀代表取締役社長が日本連盟を訪れ,2月9日の武音祭で,会場に置かれた東日本大震災募金箱に集まった募金15万9436円の目録を村岡久平・日本連盟副会長に手渡した。