「第20回JOCジュニアオリンピックカップ大会」824人がエントリー

~4月7・8日の2日間 名古屋市・愛知県武道館で開催~

9月「世界ジュニア武術選手権大会」の日本代表候補選考会を兼ねて実施

【掲載:2012年02月13日】

日本連盟主催の「第20回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」が4月7日(土)・8日(日)の2日間にわたり名古屋市の愛知県武道館で開かれる。愛知県連盟が主管団体として大会運営にあたる。公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC),文部科学省,公益財団法人日本体育協会,アジア武術連盟,愛知県,名古屋市,愛知県体育協会(予定)の後援。

ジュニアカップ大会は長年にわたって「全日本武術太極拳競技大会」と同日同会場の併設開催で実施してきたが,年々出場者が増加してきたことに対応するために,2010年から単独開催となっている。

今大会は国際武術連盟(IWUF)が今年9月に中国・マカオで開催する「第4回世界ジュニア武術選手権大会」の日本代表選手候補選抜を兼ねて実施する。前回の「第3回世界ジュニア選手権大会」は2010年12月,シンガポールで開催され,日本は選手全員が入賞,国別メダル獲得数17個(金6,銀5,銅6)で参加国・地域中で第2位と大活躍した。

男子423人,女子401人がエントリー

 

 「第20回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」は国際2大会(世界ジュニア選手権大会,アジアジュニア選手権大会)と連動した大会としてA組(16歳~18歳),B組(13歳~15歳),C組(7歳~12歳)の3つの年齢グループで20種目,男女計40種目の個人競技を実施するもので,このほどエントリーが締め切られた。

今年は男子423人(昨年385人),女子401人(昨年354人)の合計824人(昨年739人)がエントリーした。昨年より85人の増。

A組,B組,C組は満年齢制を廃止し,国際大会の規定と合致するように,指定期間内の出生日でエントリーを受け付けた。また普及套路部門として「ジュニア太極拳1,2」を昨年と同様に実施する。

多くの人が自由に観戦・応援ができるよう入場料は無料とした。大会競技日程は次号,2012年3月号に掲載する。開催要綱は2012年1月号に掲載した。

「JOCジュニアオリンピックカップ大会」はJOCが実施する選手強化事業ジュニア対策の一環として,JOC加盟競技団体が開催するジュニア競技大会の質的向上をはかり,大会における優秀な選手を表彰するとともに,将来オリンピック,世界選手権,アジア選手権などの国際大会で活躍が期待できるジュニア選手の発掘・養成をはかるもの。

大会では優秀選手(男女各1人)に「JOCジュニアオリンピックカップ」を授与し,将来,主要国際大会で活躍が期待できる選手を「オリンピック有望選手」として認定し,研修会や医学的サポートを行う。

●2012年JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会 エントリー数・入賞者数

種 目 出場者数 入賞者数
男子 女子 男子 女子
1 総合太極拳 5 11 3 6
2 42式太極剣 2 10 1 3
3 南拳A 8 3 3 1
4 南刀A 8 3 3 1
5 南棍 8 3 3 1
6 長拳A 28 18 12 8
7 長拳A短器械(剣術)
        (刀術)
2 15 8 8
18 1
8 長拳A長器械(棍術)
        (槍術)
18 3 12 8
4 12
9 24式太極拳 7 19 3 8
10 32式太極拳 6 16 3 8
11 南拳B 9 2 3 1
12 南刀B 9 2 3 1
13 長拳B 56 49 12 12
14 長拳B短器械(剣術)
        (刀術)
7 35 12 12
8 27
15 長拳B長器械(棍術)
        (槍術)
29 7 12 12
8 27
16 初級長拳 83 66 12 12
17 初級短器械(初級剣術)
      (初級刀術)
3 21 12 12
20 2
18 初級長器械(初級棍術)
      (初級槍術)
37 21 12 12
3 5
19 ジュニア太極拳2 4 7 1 3
20 ジュニア太極拳1 13 33 6 12
合計 合計 423 401 136 141