「ねんりんピック紀の国わかやま2019」太極拳交流大会 全国から50チーム(364人)が参加!
第32回全国健康福祉祭和歌山大会
11月10日(日)に和歌山県の海南市総合体育館で、「第32回全国健康福祉祭和歌山大会」(ねんりんピック紀の国わかやま2019)太極拳交流大会が開催された。主催は厚生労働省、和歌山県、一般財団法人長寿社会開発センター、ねんりんピック紀の国わかやま2019実行委員会、海南市、および、ねんりんピック紀の国わかやま2019海南市実行委員会。スポーツ庁が共催。主管は和歌山県武術太極拳連盟(鶴保庸介会長)。公益社団法人日本武術太極拳連盟の後援。
「あふれる情熱 はじける笑顔」をテーマに大会には全国から選ばれた代表50チームが集った。
大会前日の総合開会式は、全国から集まった選手団約1万人の入場行進や、総勢3,300人による県民創作パフォーマンス「紀の国わかやま”夢と人生の讃歌”」、心温まる三笠宮彬子さまのおことばなどが催され、華やかに行われた。
総合開会式を終えた全国の代表チームは、大会会場に移動し、和歌山県連盟スタッフから熱烈な歓迎で迎えられた。その後、体育館の第1体育室で監督会議が開かれ、各チームは前日リハーサルを終えて本番に備えた。
大会は、和歌山県連盟・島崎光郎副会長の開会宣言で開始し、大会会長の神出政巳海南市市長のご挨拶、続いて日本連盟から岡﨑温会長代行が歓迎のことばを述べ、西村誠志総審判長の競技上の注意の後、和歌山県選手団代表より選手宣誓が行われた。
大会は、各チームが構成・配置などに工夫をみせ、思い思いの表演服や音楽で、それぞれ特徴ある演武を披露した。会場には多くの観客が詰めかけ、選手たちには満場の拍手が送られた。
競技の合間には、アトラクションとして和歌山県連盟によるU.S.A.のダンスにのせたキッズ&プラチナチームによるカンフーや太極拳の集団演武、五輪マークを描き加古隆の曲にのせた24式太極拳の集団演武、孔祥東先生、内田愛強化コーチ、高龍大選手による特別演武が行われ、会場は大きな歓声に包まれた。また、雅楽 熊野古道や藤白の獅子舞も大会に華を添えた。
屋外の観光PR・販売コーナーでは、土産品や太極拳グッズの販売の他、ドリンクやみかん、鱧鍋などが無料で振る舞われ、大勢の来場者で賑わいを見せた。
表彰式では、西村誠志総審判長による成績発表の後、各受賞者に表彰状や楯などが手渡され、受賞者たちは互いの健闘を称え合い笑顔をみせた。
最後に、和歌山県連盟・鶴保庸介会長による閉会宣言で大会が締めくくられた。
来年の第33回ねんりんピックは、2020年10月31日~
11月3日の期間に岐阜県で開催される。
上位10チームの大会成績と受賞者は以下のとおり。
<受賞者一覧表>
最高齢者賞:(男性)佐々木一人(83歳、青森県)、(女性)山口ひさす(84歳、仙台市)
高齢者賞:(男性)川原聖司(81歳、新潟市)、若米秀作(79歳、千葉県)、日野裕(79歳、石川県)、(女性)遠山初江(82歳、さいたま市)、北條裕子(81歳、長野県)、細野スマコ(80歳、滋賀県)
海南市特別賞:鈴木明美(埼玉県)、鈴木美知子(さいたま市)、鈴木直子(横浜市)(鈴木姓のルーツといわれる「鈴木屋敷」が海南市にあることにちなみ鈴木姓の選手に)
<上位入賞チーム> ※同点処理により順位決定
順位 | 都道府県 政令指定都市 | チーム名 | 最終得点 |
1 | 和歌山県B | チーム陣 | 9.16 |
2 | 神奈川県 | ウィングフラッシュ | 9.16 |
3 | 和歌山県A | シルク・ド・WAKAYAMA | 9.10 |
4 | 東京都 | チーム武蔵野 | 9.01 |
5 | 富山県 | チーム・ふふふ | 9.00 |
6 | 奈良県 | 大和に吹く風 | 8.90 |
7 | 大阪府 | フェアリー水仙 | 8.88 |
8 | 群馬県 | さくらタイチ-セブン前橋 | 8.86 |
9 | 茨城県 | オアシス | 8.86 |
10 | 岩手県 | チーム青蘭 | 8.85 |
大会審判員名簿
総 審 判 長:西村誠志 副総審判長:竹中保仁
審 判 長:小川篤子
執行審判員:圖子幸子、小山晶子、河村南里、宮村みほ、吉田由美子
套路審判員:松本尚美