第21回全国スポーツ・レクリエーション祭

　「第21回全国スポーツ・レクリエーション祭（スポレク滋賀2008）」のフリー参加種目「太極拳競技」が10月19日（日）、滋賀県大津市の瀬田公園体育館で開催された。文部科学省、滋賀県、（財）日本体育協会、（財）日本レクリエーション協会、大津市、（社）日本武術太極拳連盟などの主催。主管は滋賀県実行委員会、（財）滋賀県体育協会、大津市実行委員会、滋賀県武術太極拳連盟（林久美子会長）。

　
　競技日前日の18日午前には「太極拳ふれあい交流会」が開かれ、カンフー体操と入門太極拳の講習会に30人が参加した。特別表彰として最年少賞、最遠来賞（最も遠くからの参加）、イチイ賞（一番早い申込者）が贈られた。

競技日前日に行なわれた＜ふれあい交流会＞

　同日夜には大津市内のホテルで太極拳、テニス、ボーリングなど大津市で開催される６競技の選手・役員350人を迎えて目片信大津市長主催の「歓迎レセプション」が開かれ、アトラクションとして「大津絵踊り」など地元の民俗文化財などが披露された。締めは参会者全員で「琵琶湖周航の歌」を合唱。
　翌19日の「太極拳大会」は瀬田公園体育館で８時30分から開会式が行われ、都道府県の代表選手男女63人（30歳代・40歳代・50歳代の３部門）の入場に続いて、村岡久平日本連盟副会長、目片信大津市長の代理で服部彰大津市総務部長、林久美子滋賀県連盟会長・参議院議員が挨拶を述べた。

　大会総審判長の友正慧日本連盟理事の競技場の注意に続いて競技に入った。
大会アトラクションとして子どもたち44人によるカンフー体操・入門長拳・長拳メドレー、滋賀県連盟所属の女性愛好者33人による24式太極扇のほか、小島恵梨香選手（北京武術トーナメント南拳・南刀第２位）、小島清吾選手（第16回ジュニアオリンピックカップ長拳A長器械第２位）、青木亮子選手（第25回全日本選手権伝統器械第１位）、家門俊平選手（第25回全日本選手権総合太極拳C第１位）の４人による特別演武が披露された。
　選手63人、大会役員・スタッフ、大津市実行委員会などの関係者合わせて110人とアトラクション参加者82人、そして観客500人余りがひとつになり盛況だった。

小島恵梨香選手と子どもたちによる ＜カンフー体操・長拳アトラクション＞

●来年のスポレクは宮崎県日向市
　 閉会式では成績発表、表彰につづいて池田孝指宿市教育部長から来年の第22回スポレク開催地、宮崎県日向市の京野邦生副市長に大会旗が引き継がれた。初田茂滋賀県連盟理事長のあいさつで閉会となった。
　「スポレク宮崎2009太極拳競技」は来年10月18日（日）日向市で開催される。

●大会入賞者

●大会審判員

「太極拳競技大会」１０月１９日（日）大津市で開催
１８日（土）には「ふれあい交流大会」も

　「第21回全国スポーツレクリエーション祭」（スポレク滋賀２００８）が、10月18日～21日に滋賀県内の１５市町で開催され、代表参加種目18種目、フリー参加種目6種目が実施される。
　10月19日（日）に滋賀県大津市・瀬田公園体育館において、「太極拳競技大会」が挙行され、１）30歳代、２）40歳代、３）50歳代、の年齢別３部門に男女選手が出場する個人競技が実施される。　
　競技は都道府県から3名以内の代表選手が選抜されて出場し、音楽伴奏とともに、「２４式太極拳」の動作から自分で編成した自選套路で技を競う。
　また、10月18日（土）10:00～12:00に、同体育館で、初心者の人を対象にした体験講習（太極拳）を「太極拳ふれあい交流会」として実施する。

　この大会は、文部科学省、滋賀県と日本連盟などが主催し、大津市実行委員会と滋賀県武術太極拳連盟などが主管して実施するもの。
　「大会実施要項」と出場申込み書類は６月中旬に大津市市実行委員会から、都道府県連盟宛に送付されることになっている。
　出場申込み期限は７月２５日（金）となっている。
　大会を主管する滋賀県県連盟は、全国からの参加者を歓迎するために、大津市実行委員会とともに鋭意準備をすすめている。また、近畿ブロックの各府県連盟によるバックアップ態勢も敷かれている。
　
　大津市は新幹線京都駅から、ＪＲ琵琶湖線（東海道線）で所要9分、会場のある「ＪＲ瀬田駅」までは所要17分と交通の便利な立地で、琵琶湖を中心にして発達した町の歴と文化に触れることができる。「スポレク」にふさわしい環境で開催されるもので、全国か
ら多数の参加者と応援団訪れることが期待される。