「第22回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」(京都市・島津アリーナ京都)全国から延べ857人出場
4月19・20日の2日間 京都市・島津アリーナ京都で開催
全国のジュニア選手857人が男女各20種目に出場
公益社団法人日本武術太極拳連盟主催の「第22回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」が4月19日(土)・20日(日)の2日間にわたり,京都市の島津アリーナ京都(京都府立体育館)で開催された。
主管は京都府武術太極拳連盟,後援は文部科学省,公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC),公益財団法人日本体育協会,京都府,京都市,公益財団法人京都府体育協会,公益財団法人京都市体育協会,京都新聞,KBS京都,アジア武術連盟。太極パートナーズ各社(アシックス,明星食品,フコク生命,カーシーカシマ,島村運輸倉庫)の協賛。
男子460人,女子397人がエントリー
本大会は国際2大会(世界ジュニア選手権大会,アジアジュニア選手権大会)と連動した大会としてA組(16~18歳),B組(13~15歳),C組(7~12歳)の3つの年齢グループの18種目にジュニア太極拳2,ジュニア太極拳1を加えた20種目,男女計40種目の個人競技を実施したもので,今年は男子460人(昨年443人),女子397人(昨年387人)の合計857人(昨年830人)が出場した。
本大会は独立行政法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興くじ助成事業として実施した。
また,「とどけよう スポーツの力を東北へ!」のスローガンのもと東日本大震災復興支援を引き続き行う。
4月19日午前,大会開会式ではまず審判団が入場,続いて公益社団法人日本武術太極拳連盟の村岡久平副会長が開会の挨拶として「全国から選抜されたジュニア選手の皆さん,日頃の練習の成果を発揮して健闘してください」と激励のことばを述べた。
続いて,大会主管の京都府連盟の二之湯智会長(参議院議員)が歓迎の挨拶を述べた。競技開始に先立って,友正慧総審判長(日本連盟理事)が競技ルールと諸注意を説明し,続いて大会審判団が紹介された。
開会の辞を述べる村岡久平日本連盟副会長
開会式で挨拶する二之湯智京都府連盟会長
JOCジュニアオリンピックカップ大津夕陽・競恵梨菜の両選手が獲得
大会会場の島津アリーナ京都では4面の競技コートが設置され,2日間にわたる大会期間中,会場につめかけた観客が声援を送り,熱心に応援した。
2日間すべての競技が終了したのち,大会最優秀選手2人(男女各1人)が発表され,岡﨑温日本連盟常務理事から「JOCジュニアオリンピックカップ」が贈呈された。最優秀選手に選ばれたのは男子=大津夕陽(長拳・大阪府武術太極拳連盟)選手と,女子=競恵梨菜(長拳・兵庫県武術太極拳連盟)選手。大津選手は男子長拳A,男子長拳A短器械,男子長拳A長器械でそれぞれ第1位を獲得,競選手は女子長拳A,女子長拳A短器械,女子長拳A長器械でそれぞれ第1位を獲得した。
両選手は将来,オリンピック,世界選手権大会,アジア選手権大会などの主要国際大会で活躍が期待される「オリンピック有望選手」として,今後研修会や医学的サポートを受けることになる。
来年のジュニアカップ大会は神奈川県で開催
閉会式では二之湯京都府連盟会長が挨拶を行い,続いて村岡久平・日本連盟副会長が「今大会に出場された選手をはじめ,大会運営に尽力された全ての関係者・スタッフの皆さん,観客の皆さんに心から感謝します」と述べて,閉会の挨拶とした。大会には川島通正日本連盟理事が表彰役員として参加した。
次回「第23回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」は来年4月に神奈川県で開催予定。
中国・南京市
南京2014 ユース五輪武術トーナメント
日本代表決定! 大津朝陽,薄井花音,佐藤実莉以の3選手
このほど,国際武術連盟(IWUF)から,8月22日から24日まで中国・南京市で開催される「南京2014ユース五輪武術トーナメント」の出場権を獲得したとして,3人の日本代表選手が発表された。
日本代表に選ばれたのは大津朝陽,薄井花音,佐藤実莉以の3選手。3月にトルコ・アンタリア市で開かれた「第5回世界ジュニア武術選手権大会」での成績をもとに選出されたもの。世界ジュニア選手権は「南京ユース五輪武術トーナメント」の実質の予選大会として開かれ,日本はユース五輪の出場資格であるA組(18~16歳)のみに代表選手を派遣していた。
8月の「南京2014武術トーナメント」には選手権大会の成績と特別参加枠(ワイルドカード)をもとに選出された套路競技・散打競技合わせて38の国・地域の選手109人の出場が決まっている。
3人の日本代表選手は4月30日から5月4日までの日本連盟「2014年春季強化合宿」に強化指定選手とともに参加してトーナメントに備える。