武術太極拳の魅力伝える「武音祭」に市来崎選手はじめトップ選手が出演

~東日本大震災復興イベントとして~

【掲載:2012年04月16日】



会場が一体となって包拳礼を



イベントの主演を務めた市来崎大祐選手



一流選手たちによる演武が観客を魅了

3月17日(土),千葉県市川市の市川市文化会館で,「武音祭 武術太極拳 1 on 1 バトルトーナメント」が催された。主催は,第16回広州アジア大会男子長拳銀メダリストの市来崎大祐選手が勤務する㈱スポーツカンパニー。日本連盟が後援した。

日本を代表するトップ選手たちが自ら企画した武術太極拳の舞台。会場の大ホールが,エンターテイメント性のある「音楽と武術」の世界に包まれた。観客はおよそ800人。

主演の市来崎大祐選手をはじめ,宮岡愛,中田光紀,関屋賢大,下起悦郎,佐藤直子,大塚美鈴,藤永和樹,岸涼介,岸啓介,吉田慎之佑,藤沢佑,広田泉,柏熊結姫,林田武道,磯野心響,大西昌史,米本二一など,現役・先輩の日本トップ選手やジュニア選手を含む約30人が出演し,舞台を盛り上げた。

催しは第1部と2部に分かれ,第1部は演武会,第2部が「1 on 1 バトルトーナメント」という2人が技を見せ合い,観客が勝敗をジャッジするシンプルかつエンタテインメント性の高い試合形式。主演の市来崎選手が,教え子で今年小学生になった相手に敗れる波乱?も。競技大会とは異なり,武術太極拳の楽しさを観客に伝える工夫がなされ,出演者である選手たちの個性も見られた。

この「武音祭」は昨年大阪で第1回が行われ,2回目の今回は東日本大震災復興チャリティーイベントとして催され,出演者全員で募金活動を行った。

会場で義援募金21万3164円集まる
主催者から日本連盟へ預託

3月30日,「武音祭」を主催した㈱スポーツカンパニーの岡泰秀代表取締役社長が日本連盟を訪れ,先日の武音祭会場の募金箱に集まった募金,21万3164円の目録を,村岡久平・日本連盟副会長に手渡した。募金は日本連盟を通じて,東日本大震災の被災県連盟などに寄付される。