武術太極拳が国体の「公開競技」に決定(2019年~2022年)
2019年から2026年までの8年間
【掲載:2012年06月15日】
現在は国民体育大会(国体)の「デモスポ行事」として実施されている「武術太極拳」は,2019年の茨城国体,2020年の鹿児島国体,2021年の三重国体,2022年の栃木国体で公開競技種目として実施されることが決定している。
(公財)日本体育協会の国民体育大会委員会は,先月(3月)に第4回国体委員会を開催し,2023年(平成35年)から2026年(平成38年)の実施競技を選定し理事会を経て決定した。正式競技を計41競技,公開競技を計7競技とし,武術太極拳は公開競技として採用された。これで,茨城国体から連続して8年(回)実施されることになった。他の公開競技6競技は,綱引き,ゲートボール,パワーリフティング,グラウンド・ゴルフ,バウンドテニス,エアロビックとなる。
(公財)日本体育協会では,国体公開競技を次の位置づけとしている。
- 競技の普及及び国民へのスポーツ振興の観点(地方スポーツの振興,国民の健康増進・体力の向上等)から,別に定める「国民体育大会公開競技実施基準」により実施することができる。
- (1)日体協加盟競技団体の競技のうち「正式競技」以外の競技で,実施競技選定時において「国民体育大会公開競技実施基準」に定める要件を満たす競技を対象とする。
- (2)実施対象競技団体が開催都道府県と協議の上,全国への競技の普及等を目的として実施することができる。
- (3)天皇杯・皇后杯得点積算対象競技としない。
- (4)開催及び参加に係る経費は,当該競技団体及び参加者の自己負担とする。
公開競技の実施基準について,以下に掲載する。
今後の国体開催地は次のとおり。2017年=愛媛県,2018年=福井県,2019年=茨城県,2020年=鹿児島県,2021年=三重県,2022年=栃木県,2023年=佐賀県,2024年=滋賀県,2025年=青森県,2026年=宮崎県
国体公開競技「武術太極拳」 年齢・種別・参加人数一覧
平成31年(2019年)茨城国体~平成34年(2022年)栃木国体
部門(年齢) | 種目名称 | 競技方式 |
都道府県別 参加人数制限 |
|
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少年の部 (15歳~17歳) ※中学3年~高校3年 |
少年男子① | ジュニア太極拳2 | 個人 | 1人 |
少年女子① | ジュニア太極拳2 | 個人 | 1人 | |
少年男子② | 初級長拳 | 個人 | 1人 | |
少年女子② | 初級長拳 | 個人 | 1人 | |
成年の部 (18歳~29歳) |
成年男子① | 二十六式太極拳 | 個人 | 1人 |
成年女子① | 二十六式太極拳 | 個人 | 1人 | |
成年男子② |
国際第一套路長拳 (長拳B套路) |
個人 | 1人 | |
成年女子② |
国際第一套路長拳 (長拳B套路) |
個人 | 1人 | |
シニアの部 (30歳~59歳) |
シニア男子 シニア女子 |
太極拳推手套路 |
二人一組 ※性別問わず |
2人 |
※年齢は、各年度4月1日を基準とする。 | 計10人以下 |