国民体育大会公開競技実施(2019~2022)「新発展10カ年計画」が始動
【掲載:2013年02月15日】
国体公開競技を「新発展10ヵ年計画」に
1月19日に開催された第81回理事会,第48回定例総会で2013年度事業計画が審議され,承認された(本誌関連記事を参照)。そのなかで,2019年第74回国体(茨城)から2022年第77回国体までの4年間,武術太極拳が公開競技種目として実施されることについて,2013年度から2022年度までの10年間を「武術太極拳の新たな発展~国体10カ年計画」と位置づけて,最重要課題として取り組むことが確認された。
武術太極拳を国体方式の都道府県対抗競技として実施することによって,全国津々浦々にいたるまでジュニア選手層,青少年選手層の普及を行き渡らせる,そのために,次代を担う指導者層を育成・強化する事業に全国7ブロックと47都道府県連盟で取り組むことになる。
日本連盟と都道府県連盟の過去30年間にわたる普及振興事業の積み重ねのうえで,今後の10年間を新たな発展段階として取り組むことになった。
2019年茨城国体の実施競技を決定
1月19日の第81回理事会で,国体公開競技を準備するための実施組織として「国体委員会準備会議」を発足させることになった。19日の理事会閉会後,早速「同準備会議」の第1回会合が開催され,2019年茨城国体の武術太極拳の実施競技種目と参加区分,参加人数等を決定した。
競技は,「少年1」=太極拳,「少年2」=長拳,「成年1」=太極拳,「成年2」=長拳,「シニア」=太極拳対練で,男女計9種目に各都道府県から代表10人が参加するものとなる(本誌関連記事を参照)。
「ブロックジュニアコーチ研修会」を3月に開催
国体公開競技関連事業の第1弾として,3月5日に東京・本部研修センターで「国体公開競技種目ブロックジュニアコーチ研修会」が実施される。この研修会は,ジュニア普及委員会と選手強化委員会が共催で実施し,全国7ブロックから,太極拳の少年種目・成年種目のコーチ1人と,長拳の少年種目・成年種目のコーチ1人が参加して,指導方法,動作基準等に関する研修が行われる。これらの「ブロックジュニアコーチ(仮称)」が,今後,都道府県連盟のジュニアコーチを養成してゆくことになる。