国際2大会の日本代表選手決定 8月「ワールドゲームズ」、10月「第6回東アジア競技大会」

【掲載:2013年5月15日】

日本連盟は4月29日,「2013年全日本武術太極拳競技会」終了後に東京・本部研修センターにおいて「日本代表選手団選定委員会」を開催し,今年開催される2つの国際大会の日本代表選手と代表チーム役員を決定した。

1.ワールドゲームズ2013カリ大会;

ワールドゲームズは,国際ワールドゲームズ協会(IWGA)が主催して4年に1回開催される非オリンピック競技種目の総合スポーツ大会で,武術太極拳は2009年中国台湾・高雄大会から公開種目として参加している。今年は8月2日~5日にコロンビア・カリ市で開催される。

2011年にトルコ・アンカラで開催された「第11回世界武術選手権大会」で上位3位以内に入賞した種目の所属チーム(国・地域)に参加枠が与えられる。

日本からは,男女の太極拳・太極剣と男子南拳・南棍,男子刀術・棍術に出場できることになっていた。

「日本代表選定委員会」は,今年10月末から11月にマレーシア・クアラルンプールで開催される「第12回世界武術選手権大会」の代表派遣も控えているなかで,このカリ大会には,若手選手に国際大会の機会を与えることを主眼として,下記の3選手を派遣することとした。

①男子太極拳・太極剣=藤沢佑(秋田県連盟),②男子南拳・南棍=川口昂大(大阪府連盟),③刀術・棍術=岸涼介(大阪府連盟)

監督=李自力(日本連盟選手強化委員会強化コーチ)

 

2.第6回東アジア競技大会・中国天津;

アジアオリンピック評議会(OCA)が主催し,アジア各国・地域のオリンピック委員会(NOC)が派遣して4年に1回開催されるこの大会は,今年10月6日~10日に中国・天津市で開かれる。武術太極拳競技は,10月7~9日に天津師範大学体育館で実施される。

日本は男子選手4人,女子選手4人,計8選手と監督・コーチ計3人,合わせて11人の代表選手団を派遣する。「2013年全日本武術太極拳競技会」の競技成績に基づいて下記の日本代表選手団が選抜された。同選手団は全員,5月7日に東京で日本オリンピック委員会(JOC)が実施する派遣手続きに参加する。

男子選手:

①関屋賢大=太極拳・太極剣(大阪府連盟),②吉田慎之佑=太極拳・太極剣(東京都連盟),③市来崎大祐=長拳・刀術・棍術(東京都連盟),④中田光紀=南拳・南棍(東京都連盟),

女子選手:

①内田愛(旧姓;宮岡)=太極拳・太極剣(神奈川県連盟),②佐藤直子=太極拳・太極剣(神奈川県連盟),③山口啓子=長拳・剣術・槍術(東京都連盟),④小島恵梨香=南拳・南刀(滋賀県連盟)

監督:前東篤子(選手強化委員会副委員長)

コーチ:孫建明(選手強化委員会ヘッドーチ)

コーチ:丹井均(選手強化委員会強化コーチ)

帯同審判員:

①及川佳織(国際審判員)

②竹中保仁(国際審判員)