第100回理事会・第6回定時社員総会を開催
-2016年度事業活動報告,決算報告,役員選任等を承認
2017年6月17日(土)於:東京・四谷(主婦会館)
公益社団法人日本武術太極拳連盟は,去る6月17日(土),東京・四谷の主婦会館・プラザエフにおいて,第100回理事会,第6回定時社員総会を開催した。
第100回理事会には,日本連盟村岡久平会長以下,専務理事,常務理事,理事,監事の計15人が出席した。また,9専門委員会から委員長・副委員長計9人が陪席した。第6回定時社員総会には理事会に出席した理事・監事をはじめ,全国の49加盟団体から正会員49人と団体理事・監事,オブザーバーら合わせて80人が出席した。
同日午前10時半からは常務理事会,つづいて理事会が正午まで開かれた。午後に入り13時からは加盟団体の代表者が加わり総会が開かれ,14時半に閉会した。総会閉会後に,引き続き,ブロック会議(分科会・全体会議)および第23回太極拳中央技能検定委員会全体会議がそれぞれ開かれた。
第100回理事会では,第99回理事会の議案についての最終確認等が行われ,
すべて満場一致で承認
第100回理事会は15人の理事会メンバーの出席と専門委員会委員長・副委員長9人および事務局から3人の陪席を得て午前11時に開会した。村岡久平会長のあいさつの後,報告および議案の審議に入った。
報告では,岡﨑温副会長が前日(6月16日)に行われた日本連盟と長野県連盟の協議について説明した。
つづいて議案の説明・審議が行われ,すべて承認された。議案1は「平成28年度(2016年度)事業報告確認の件」で,前回の第99回理事会からの内容訂正は無いとして承認された。議案2は「平成28年度(2016年度)決算報告確認の件」で,同じく前回理事会からの内容訂正が無いことで承認された。議案3は「役員選任の件」で,前回理事会で承認された,大塚かづ子,森田省吾,矢島孝一郎,吉田功の各氏を新理事として総会に提案することで承認された。議案4は「定款の変更の件」で,日本連盟の事務所移転による定款の住所変更が必要であることを岡﨑温副会長が説明し,審議の上,承認された。議案5は「国体予選大会の実施マニュアルの件」で,矢島孝一郎国体委員会委員長から,新資料「茨城国体各ブロック選抜大会<行動工程表>」の説明が行われ,大会の実施マニュアルの完成版を来年1月の理事会・総会で配布すると説明し,承認された。議案6は「ねんりんピック服装規定の件」で,渡辺雅人事業部長が,新資料「ねんりんピック秋田2017服装規定改定について」により説明し,前回理事会で承認された内容を再度確認した。議案7は「第14回世界武術選手権大会の件」で,渡辺雅人事業部長から,新資料「第14回世界武術選手権大会 大会日程表」により説明が行われ,承認された。議案8は「普及指導員認定事業実施方法変更の件」で,辻本三郎丸常務理事から,普及指導員認定事業の実施方法が今年度から変更になったことが報告された。議案9は「ジュニア普及委員会からの提案の件」で,高浦猛ジュニア普及委員会委員長が提案の主旨説明を行い,辻本三郎丸常務理事から提案の主旨を踏まえ今後検討を行うことが提案され,審議のうえ承認された。議案10は「長野県連盟における裁判結果の件」で,岡﨑温副会長から,長野県連盟から提出された裁判結果の資料説明が行われた。議案11は競技会での「通称“ポント”についての検討依頼」について,辻本三郎丸常務理事から説明があり,及川佳織審判委員会委員長から競技会での“ポント”の根拠・理念が記述された資料の説明が行われ,今後検討のうえ対応することが提案され,審議のうえ承認された。議案12は「第78回(平成35年佐賀県)国民体育大会の件」で,佐賀県から回答を求められている公開競技開催意向について,開催を希望することで佐賀県連盟と調整をしている旨,渡辺雅人事業部長から報告があり,審議のうえ承認された。
以上の議案を第6回定時社員総会に提出することを,理事会は満場一致で承認した。
報告事項を含め,日本連盟新役員選任,専門委員会新設ほか,
全議案を満場一致で承認
同日午後1時から開催された第6回定時社員総会には,日本連盟役員(16人)と全国47都道府県連盟および学生連盟,散手倶楽部の代表49人とオブザーバーら計80人が出席した。
議長に辻本三郎丸常務理事が,議事録署名人には大澤藍未理事と渡部健一理事が選任された。
村岡久平会長が冒頭にあいさつを述べ,つづいて川﨑雅雄専務理事が2017年度の4月から5月までの事業について報告した。
議案については,理事会での承認を受け,総会では理事会同様に以下のように説明が行われた。
2016年度(平成28年度)の事業報告については,渡辺雅人事業部長が報告し承認された。決算報告については,渡辺敏雄事務局長がまず報告・説明を行い,森田省吾財務委員会副委員長が過去6年間の財務諸表資料により補足説明をした。さらに川﨑雅雄専務理事から今後の財政運営方針が説明され,つづいて有居晃監事が監査報告を行い,審議のうえ承認された。
役員改選については,岡﨑温副会長から退任役員の補充および理事会の強化のため,4人の新理事を選任する提案がなされ,承認された。同時に,高山守夫理事を常務理事に選任したことが報告された。
定款変更の件は岡﨑温副会長から,専門委員会新設の件,2017年度第9期本部研修生承認の件は川﨑雅雄専務理事から,強化指定選手ランキング規定および強化助成費規定改定の件は谷川大選手強化委員会委員長から説明があり,承認された。倫理規程の件について,川﨑雅雄専務理事が資料「公益社団法人日本武術太極拳連盟倫理規程」,「公益社団法人日本武術太極拳連盟倫理委員会規程」,「公益社団法人日本武術太極拳連盟暴力行為・不正行為等の相談窓口の設置・運営に関する規程」により説明・提案し,承認された。選手指導における問題についての件では,川﨑雅雄専務理事が資料を基に経緯説明をし,日本連盟での対応は終了したと報告した。国体予選大会の実施マニュアルの件について,矢島孝一郎国体委員会委員長から,資料に基づき説明が行われ,完成版を来年1月の総会に提出すると提案し,承認された。
その他の議案に入り,ねんりんピック服装規定が今年の秋田大会から改定すること,来年(2018年)の全日本選手権大会は東京・調布市に新設される「武蔵野の森総合スポーツプラザ」が会場候補になったこと,来月の全日本選手権大会会場で式典が行われる日本連盟創立30周年で感謝状・記念品を贈呈すること,今年の国際大会4大会(第29回ユニバーシアード競技大会,第9回アジアジュニア武術選手権大会,第14回世界武術選手権大会,第7回世界カンフー選手権大会)の日程や要綱のこと,日中国交正常化45周年記念中国武術協会表敬訪問の件,本部研修センターの名称を「日本連盟トレーニングセンター」に改称すること,日本連盟事務局移転および事務局体制について,普及指導員認定事業実施方法変更の件,ジュニア普及委員会からの提案の件,など,それぞれ説明と報告があり,すべて承認された。
以上で総会議事を終了し,辻本議長が閉会を宣言した。総会終了後,同会場でブロック会議(分科会・全体会議)と第23回中央技能検定委員会全体会議が開催された。
懇親会は創立30周年を機に一致団結して発展を
理事会・総会すべての日程が終了した後,プラザエフの7階会場で「懇親会」が開かれ,理事会・総会の出席者らが参加して,日本連盟創立30周年祝賀と今後の一層の普及・発展を目ざす決意を共感した。全会員の健勝を願って乾杯したあと,和やかな談笑の輪で締めくくった。
第100回理事会出席者(第6回定時社員総会出席を含む)
日本連盟=村岡久平会長,岡﨑温副会長,川﨑雅雄専務理事,高山守夫,辻本三郎丸の各常務理事,大沢藍未,大和久美代子,奥村吉昭,川島通正,谷甚四郎,塚原加代子,三浦義則,渡部健一の各理事と有居晃,恩田亨位両監事。陪席=森田省吾財務委員会副委員長,高山恵靖子太極拳指導員委員会委員長,近藤重和事業委員会委員長,潮田強業務運営委員会委員長,谷川大選手強化委員会委員長,矢島孝一郎国体委員会委員長,高浦猛ジュニア普及委員会委員長,及川佳織審判委員会委員長,西村誠志競技委員会委員長,渡辺敏雄事務局長,渡辺雅人,菅野淳子両事業部長
第6回定時社員総会出席者・オブザーバー
北海道連盟=小寺瑛子,宮本一弘,青森県連盟=貝森慶一,岩手県連盟=岩根節子,高橋喜子,宮城県連盟=岡野範子,大沼陽子,松山恵美,秋田県連盟=田村ひとみ,伊多波玲子,武田繁子,山形県連盟=早坂ひで子,菅野端子,福島県連盟=沼澤祐子,後藤妙子,栃木県連盟=柏戸禮子,群馬県連盟=堀米秀夫,小山晶子,新潟県連盟=吉田功,長野県連盟=桜井啓司,瀧澤克夫,石野公子,茨城県連盟=野田博明,修振杰,埼玉県連盟=佐々木浩,千葉県連盟=林秀雄,東京都連盟=川端智子,大塚かづ子,岩田崇江,武田久,神奈川県連盟=助川敏一,椎名功,山梨県連盟=内藤治文,長田順子,富山県連盟=沢井武雄,碓井淳一,石川県連盟=坂口志津子,清水啓紀,福井県連盟=大西義幸,静岡県連盟=志田均,愛知県連盟=高見一枝,三重県連盟=岩佐育代,奥村誠之郎,岐阜県連盟=杉山哲,杉山千恵,滋賀県連盟=吉田由美子,田中美代子,京都府連盟=寺沢優吉,寺岡正人,大阪府連盟=中道由美子,兵庫県連盟=梅本克己,田中康博,奈良県連盟=津田洋子,飯降牧子,和歌山県連盟=津毛望,辻順三,鳥取県連盟=前田慶一郎,島根県連盟=西村敏,岡山県連盟=増田泰治,広島県連盟=三保千鶴子,大前一美,山口県連盟=小西輝保,香川県連盟=福田一惠,徳島県連盟=中西洋恵,愛媛県連盟=渡部富貴子,高知県連盟=氏原史子,福岡県連盟=飯田行雄,佐賀県連盟=吉原和子,梁井公美,長崎県連盟=三田村直子,熊本県連盟=岩元克雄,菅野明子,大分県連盟=二宮早百合,二宮顕司,宮崎県連盟=大神憲子,鹿児島県連盟=春田牧子,福森高,沖縄県連盟=津波古保,学生連盟=増田勝,散手倶楽部=池田純,日本連盟=宮本知次理事
「第23回中央技能検定委員会全体会議」
2017年度の太極拳初段・2段・3段検定実施要綱決まる
「第23回中央技能検定委員会全体会議」が6月17日(土),日本連盟第6回定時社員総会閉会後,東京・四谷の「主婦会館・プラザエフ」で開催され,日本連盟太極拳技能検定委員会のメンバーはじめ各都道府県連盟の太極拳技能検定委員会委員長,総会参加者らが出席した。
議事は2016年度(平成28年度)の5級~1級検定および,初段~3段検定の実施報告が行われ,今年度(2017年度)の検定実施の問題点,提案事項などが協議された。併せて提出されていた2017年度(平成29年度)初段~3段検定実施要綱(案)が承認され,実施会場や日程などが決定した。
初段~3段技能検定を全国82会場で実施受験申請手続き期限=8月15日(火)
2017年度(第23期)太極拳初段~3段技能検定は,10月29日(日)の初段5会場,2段5会場を皮切りに,12月下旬まで初段47会場,2段22会場,3段13会場の,計82会場で実施される。(10~11ページに日程・会場一覧を掲載)
いずれの会場も,検定試験の前日に「事前講習会」を実施する。事前講習会は,検定受験者が当該検定の前日に実施される講習会に限って参加できるもので,受験者以外の参加や見学はできない。
事前講習会は,検定試験会場と同じ会場で実施されるが,初段および2段の「京都市会場」は事前講習会と検定試験の会場が異なるので注意されたい。
都道府県連盟の加盟団体から都道府県連盟技能検定委員会への受験申請書類の提出期限は8月15日(火),都道府県連盟技能検定委員会から日本連盟太極拳技能検定委員会への提出期限は8月31日(木)となっている。
2017年度前期に1級に合格・登録した人が,今回初段を受験申請する場合は,所定の事項が記入・捺印された「太極拳1級 申請・登録報告用紙」のコピーを,「初段 受験申請・登録用紙」に添付して提出すること。なお,実施要綱等の関係書類は,6月下旬に日本連盟から都道府県連盟・学生連盟宛にすでに送付されている。
―太極拳技能検定委員会名簿―
(公社)日本連盟太極拳技能検定委員会
委員長=辻本三郎丸,副委員長=菅野瑞子(東北・北海道B委員長),石野公子(北関東B委員長),塚原加代子(南関東B委員長),高見一枝(東海・北陸B委員長),梅本克己(近畿B委員長),増田泰治(中国・四国B委員長),梁井公美(九州・沖縄B委員長)
都道府県連盟太極拳技能検定委員会委員長
北海道=小平孝夫,青森県=奥村吉昭,岩手県=岩根節子,宮城県=松山恵美,秋田県=伊多波玲子,山形県=菅野瑞子,福島県=遠藤淑子,茨城県=塚原加代子,栃木県=柏戸禮子,群馬県=竹田福之,埼玉県=石川佐奈江,千葉県=石村恵利子,東京都=川端智子,神奈川県=椎名功,山梨県=清水明美,新潟県=吉田功,長野県=石野公子,富山県=碓井淳一,石川県=清水啓紀,福井県=大西義幸,静岡県=増田洋,愛知県=高見一枝,三重県=奥村誠之郎,岐阜県=杉山哲,滋賀県=田中美代子,京都府=寺沢優吉,大阪府=木田正宣,兵庫県=梅本克己,奈良県=飯降牧子,和歌山県=前田美智子,鳥取県=佐々木節枝,島根県=畠中純子,岡山県=増田泰治,広島県=大前一美,山口県=小西輝保,香川県=福田一恵,徳島県=中西洋恵,愛媛県=稲葉美子,高知県=久禮田倫子,福岡県=塚本美恵子,佐賀県=梁井公美,長崎県=三田村直子,熊本県=菅野明子,大分県=二宮顕司,宮崎県=大神憲子,鹿児島県=福森高,沖縄県=津波古保,日本学生連盟=増田勝
日本連盟新役員選任の4人を承認
1.退任理事
友正慧常務理事,石原泰彦理事
2.新任理事
大塚かづ子理事,森田省吾理事(以上,学識経験者選出枠),吉田功北関東ブロック理事,矢島孝一郎南関東ブロック理事(以上,ブロック選出枠)
各専門委員会 委員名簿(敬称略)
<事業運営専門委員会>
1.倫理委員会(「組織整備委員会」から改称)
委員長:川﨑雅雄,副委員長:大沢藍未,三浦義則
2.財務委員会
委員長:渡部健一,副委員長:森田省吾
3.太極拳技能検定委員会
委員長:辻本三郎丸,副委員長:菅野瑞子,石野公子,塚原加代子,高見一枝,梅本克己,増田泰治,梁井公美
4.太極拳指導員委員会
委員長兼常任講師:高山恵靖子,常任講師:上り浜誠一,潮田強,大塚かづ子,小川篤子,川﨑雅雄,辻本三郎丸,西村誠志
5.国際交流委員会(新設)
委員長:孫建明,副委員長:李自力,孔祥東,上り浜誠一
6.事業委員会(新設)
委員長:近藤重和,副委員長:佐々木浩,古澤正夫
7.業務運営委員会(新設)
委員長:潮田強,副委員長:武田久,友崎敦
<競技力向上専門委員会>
8.選手強化委員会
委員長:谷川大,副委員長:前東篤子,ヘッドコーチ:孫建明,強化コーチ:李自力,孔祥東,陳静,勝部典子,神庭裕里,佐久間亮司,高浦猛,高山宗久,丹井均,中村剛,原田将司,平井祐二,中田光紀[倫理委員会]委員長:谷川大,副委員長:神庭裕里,[アンチドーピング委員会]委員長:前東篤子,副委員長:勝部典子,神庭裕里,[アスリート委員会]委員長:勝部典子,市来崎大祐,内田愛
9.国体委員会(「国体準備委員会」から改称)
委員長:矢島孝一郎,副委員長:椎名功,谷川大,前東篤子,及川佳織,中村剛,吉田由美子,塚原加代子,[長拳部会]部会長:中村剛,委員:勝部典子,神庭裕里,高浦猛,竹中保仁,三船英,講師:泉憲佑,河原美紀,久留嶋峻一,高山宗久,武田久,原口昭教,佐藤大作,[太極拳部会]部会長:吉田由美子,委員:青木カヤ,王正,河村南里,宮村みほ,山田泰子,桐山賢信,講師:阿南七重,今古賀環,岩佐育代,川俣緑,小山晶子,下川美富,高橋喜子,山本浩司,渡邉俊哉
10.ジュニア普及委員会
委員長:高浦猛,副委員長:相川清香,王正,堀江英紀
11.審判委員会
委員長:及川佳織,副委員長:竹中保仁,中村剛,三船英,岩田崇江,大和久美代子,小川篤子,吉田由美子
12.競技委員会(新設)
委員長:西村誠志,副委員長:神庭裕里,高山宗久
13.医科学委員会(10月の理事会に再提出)委員長:宮本知次,副委員長:(未定)
2017年度第9期本部研修生6人を承認
森豊貴(北海道),貝森慶一(青森),沼澤祐子(福島),花井由美(愛知),岡田弘子(石川),荻野みどり(静岡)※第1~9期本部研修生合計83人