日本連盟 第102回理事会・第53回定例総会を開催
― 2018年度事業計画と予算案などを審議・承認 ―
公益社団法人日本武術太極拳連盟は、1月20日(土)、東京・四谷の主婦会館・プラザエフで第102回理事会および第53回定例総会を開催した。
理事会には日本連盟理事・監事総数21人(理事19人・監事2人)のうち理事18人、監事2人の計20人が出席した。定例総会には理事・監事をはじめ、全国49の加盟団体から正会員49人とオブザーバーあわせて66人が出席した。
まず常務理事会が午前10時から始まり、その後の理事会は10時30分から開かれ、約1時間半にわたり審議が行われた。定例総会は理事会に続いて午後1時から開かれ、閉会後に全国8ブロックによる第29回都道府県連盟代表者会議(分科会・全体会議)が開催された。
第102回理事会は、18人の理事、2人の監事の出席と専門委員会委員長8人および事務局から2人の陪席で開かれた。
開会にあたって村岡久平会長から新年の挨拶があり、武術太極拳に注目が集まっている現状と2019年から国体も始まり、さらなる発展を進めていくことなど抱負が述べられた。
続いて川﨑雅雄専務理事から、前回理事会(2017年10月開催)以降の事業報告として、各国際大会(後述)で好成績を挙げたこと、太極拳技能検定の受験者数、合格者数の報告、また、新しい自選難度競技用マットを日本連盟・大阪両トレーニングセンターに設置したことなどが報告された。
新年度事業計画・予算、専門委員会増設、国体予選大会や日本連盟諸規程についてなどを審議
理事会議案として提出された新年度事業活動計画の審議にあたり、各ブロック理事、専門委員会(選手強化委員会、国体委員会、ジュニア普及委員会、審判委員会、競技委員会)の各委員長が、事前に送付した事業計画内容を確認した[議案1の1)]。
日本連盟事業計画案の全体について、川﨑雅雄専務理事が説明と提案をし、審議のうえ承認された[議案1の2)]。
次に森田省吾理事から日本連盟財政状況の説明が行われ、続いて2018年(平成30年)度収支予算案について、説明と提案を行い、審議のうえ承認された(議案2)。
次いで、川﨑雅雄専務理事から各種専門委員会の役員補填および新委員会の設立等を提案し、審議のうえ承認された(議案3)。
前東篤子国体委員会委員長から、「国体予選大会 実施マニュアル」により、2019年茨城国体公開競技「武術太極拳」大会の要綱、出場申込書の説明が行われ、続いて川﨑雅雄専務理事から助成金、事務運営費等について提案・説明が行われ、審議のうえ承認された(議案4)。
谷川大選手強化委員会委員長から「強化指定選手ランキング規定および強化助成費規定改定案」の説明が行われ、審議のうえ承認された(議案5)。
川﨑雅雄専務理事から、都道府県連盟倫理規程作成と、役員報酬規程の提案・説明が行われ、審議のうえ承認された(議案6)。
岡﨑温副会長から、2018年6月の理事会での役員改選に向けて、副会長・専務理事・常務理事・学経理事で構成する役員選考委員会を設置することの提案・説明が行われ、審議のうえ承認された(議案7)。
その他(議案8)の議案事項に入り、1)川﨑雅雄専務理事から、2018年8月11日(土)~12日(日)に大阪府八尾市で行われる、「中国伝統武術国際交流大会 兼 第10回大阪府ジュニア武術太極拳大会」についての説明が行われた。2)岡﨑温副会長から、中国・広州市で開催された、アジア武術連盟執行委員会会議およびアジア武術連盟30周年記念式典に、村岡会長代理として、岡﨑温副会長、近藤重和事業委員会委員長、谷川大選手強化委員会委員長が出席したことの報告が行われた。3)事務局長江一将広報担当から、「日本連盟公式ホームページリニューアルについて」の説明が行われた。
以上、理事会に提出された議案すべて、満場一致で承認され、総会に提出された。
第53回定例総会に全加盟団体代表49人が出席
第29回都道府県連盟代表者会議も開催
1月20日午後1時から開かれた第53回定例総会に、日本連盟役員20人と、全国都道府県連盟および学生連盟、散手倶楽部から代表、オブザーバーら計66人が出席した。議長に辻本三郎丸常務理事が、議事録署名人に森田省吾理事、塚原加代子理事がそれぞれ選任された。
理事会と同様に村岡久平会長の開会挨拶により始まり、川﨑雅雄専務理事から、理事会での専務理事報告に加え、8月下旬の「第29回ユニバーシアード競技大会」、9月中旬の「第9回アジアジュニア武術選手権大会」、同下旬の「第14回世界武術選手権大会」および11月に開催された「第7回世界カンフー選手権大会」の各国際大会で好成績を収めたことなどについて報告が行われた。続いて岡﨑温副会長が理事会と同様にアジア武術連盟執行委員会会議およびアジア武術連盟30周年記念式典について報告された。
理事会承認を経て、総会に提出された議案については理事会での提案・説明とほぼ同様に進められ、その他として、1)鳥取県武術太極拳連盟、島根県武術太極拳連盟 県境問題について事情聴取会の報告、2)長野県武術太極拳連盟、千曲武術太極拳連盟 会費等の問題についての事情聴取会の報告と問題解決することについて報告された。以上、提出された議案すべて総会出席者全員の承認を受けた。
今年の「ねんりんピック」は富山県富山市内で
今年の開催県となる富山県連盟金尾雅行会長から、「ねんりんピック富山2018」開催にあたり、富山の観光地の説明や歓迎の言葉などが述べられた。
「第29回代表者会議」でブロック会議と全体会議
全国8ブロックの事業計画などを報告
総会に続いて、日本連盟、都道府県連盟の代表者らが出席して「第29回都道府県連盟代表者会議」が開かれた。全体会議の前にブロックごとに分かれた「ブロック会議」で、全国8ブロックの代表者はそれぞれの新年度事業計画などを協議し、全体会議で報告した。
「第7回定時社員総会」と「第24回中央技能検定委員会全体会議」は6月16日(土)、東京・四谷の主婦会館・プラザエフで開催される。
新年懇親会で参会者と和やかに交流
理事会・総会すべての日程が終了し、午後3時半から主婦会館・プラザエフの地下2階会場で「新年懇親会」が開かれた。来賓を代表し、中華人民共和国駐日本国大使館より駐日大使夫人の汪婉参事官の代理として呂新鋒二等書記官にご挨拶をいただいた。年に一度の懇親会には、理事会・総会の出席者らが参加し、談笑の輪をつくった。
第102回理事会出席者
日本連盟=村岡久平会長、岡﨑温副会長、川﨑雅雄専務理事、辻本三郎丸、高山守夫の各常務理事、大沢藍未、大塚かづ子、大和久美代子、奥村吉昭、川島通正、谷甚四郎、塚原加代子、三浦義則、宮本知次、森田省吾、矢島孝一郎、吉田功、渡部健一の各理事、有居晃、恩田享位両監事。陪席=高山恵靖子太極拳指導員委員会委員長、高浦猛ジュニア普及委員会委員長、谷川大選手強化委員会委員長、西村誠志競技委員会委員長、及川佳織審判委員会委員長、近藤重和事業委員会委員長、潮田強業務運営委員会委員長、前東篤子国体委員会委員長、菅野淳子事務局長、稲垣八千代事務局次長
第53回定例総会出席者・オブザーバー
北海道連盟=小寺瑛子、森豊貴、青森県連盟=貝森慶一、岩手県連盟=川島潔子、高橋喜子、宮城県連盟=岡野範子、大沼陽子、秋田県連盟=国枝あつ子、伊多波玲子、山形県連盟=早坂ひで子、土屋直美、福島県連盟=石澤久芳、栃木県連盟=柏戸禮子、群馬県連盟=堀米秀夫、小山晶子、新潟県連盟=吉田功、長野県連盟=桜井啓司、瀧澤克夫、茨城県連盟=野田博明、修振杰、埼玉県連盟=佐々木浩、千葉県連盟=小原和子、林秀雄、東京都連盟=大塚かづ子、神奈川県連盟=鈴木浩次、椎名功、山梨県連盟=内藤治文、富山県連盟=金尾雅行、沢井武雄、石川県連盟=坂口志津子、福井県連盟=日比靖博、静岡県連盟=増田洋、愛知県連盟=髙見一枝、三重県連盟=奥村誠之郎、岩佐育代、岐阜県連盟=杉山哲、杉山千恵、滋賀県連盟=初田茂、京都府連盟=寺岡正人、大阪府連盟=中道由美子、兵庫県連盟=田中康博、奈良県連盟=津田洋子、和歌山県連盟=津毛望、辻順三、鳥取県連盟=前田慶一郎、島根県連盟=西村敏、岡山県連盟=増田泰治、広島県連盟=三保千鶴子、山口県連盟=小西輝保、香川県連盟=圖子幸子、徳島県連盟=中西洋惠、柴田史、愛媛県連盟=稲葉美子、高知県連盟=岡田淑子、氏原史子、福岡県連盟=飯田行雄、佐賀県連盟=小島利津、長崎県連盟=帖佐幸子、熊本県連盟=岩元克雄、大分県連盟=二宮早百合、宮崎県連盟=原世津、鹿児島県連盟=春田牧子、有馬勝博、沖縄県連盟=津波古保、学生連盟=増田勝、散手倶楽部=池田純(以上、敬称略)