【年頭所感】自由民主党幹事長/衆議院議員 日本連盟名誉会長 二階 俊博、厚生労働大臣/衆議院議員 日本連盟副会長 加藤 勝信

競技・生涯スポーツとしての 武術太極拳を前に進める

あけましておめでとうございます。

昨年は、中国武術代表団を迎えて岡山県初となる全日本選手権大会、令和初となる国民体育大会における武術太極拳競技初の公開競技、さらに和歌山県でのねんりんピックなど、皆さまのご支援ご尽力により無事盛況に開催されたこと感謝申し上げます。

海外においては、第15回世界武術選手権大会が盛大に開催され、同時に行われた国際武術連盟総会では役員改選により、新たな体制のもとで今後の国際的な普及発展、その先の五輪種目化にも期待しています。

2020年には東京五輪という世界的なスポーツ大会が日本で開催されます。武術太極拳においても、「第3回武術太極拳ワールドカップ大会」が11月に東京・両国国技館で開催されると聞いております。国民の皆さまのスポーツへの関心が大きく高まる中で、武術太極拳も競技スポーツ・生涯スポーツとして大きな役割を果たしていくことと思います。

日本連盟が多くの活動を通じて、会員の皆さまの健康・体力づくりの一躍を担い、国民の皆さまに親しまれ、中国をはじめ国際的な交流を広げていくスポーツ団体として発展することを願っております。

本年も武術太極拳への一層のご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆さまのご健勝とご多幸をらより祈念いたします。

「令和」新時代、武術太極拳の次なる10年に向けて

令和2年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上けます。

令和となった7月に、私の地元岡山県において、初めて「全日本武術太極拳選手権大会」が開催されました。個人33種目に8歳から81歳までの選手1,561人、団体3種目に70チーム267人の方々にご参加を頂き、3日間の開催期間には1万6千人もの方々にご来場を頂きました。大会委員長としての大役を果たすことができ、大変印象深い年となりました。

令和2年となる本年は、わが国における武術太極拳競技の頂上決戦とも言えるハイレベルな国際大会「第3回武術太極拳ワールドカップ大会」が、11月18・19日の2日間に渡り、東京の両国国技館において開催されます。我が国の選手が、世界から集まるトップ選手と競い合い、大いに活躍してくれることを期待しています。また、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される年ではありますが、連盟の最大の課題でもあるオリンピック・パラリンピックにおける武術太極拳の正式種目化に向けて、引き続き連盟役員とともにしっかりと取り組んでまいります。

2020年代の幕開けとなる本年、武術太極拳の次なる10年に向けて、私も連盟副会長として、初心を新たに全力で取り組んでまいります。

愛好者の皆さまには、今後一層のご活躍とご健康をお祈り申し上げ、年頭にあたっての挨拶といたします。