「日本連盟 第114回理事会」2021年度主要事業活動・日程等を審議し承認

第114回理事会が11月27日（金）に開催されました。本理事会では、今年度（2020年度）実施された全国８ブロックの事業活動報告、各委員会報告および日本連盟の来年度（2021年度）主要事業活動計画と日程等を以下の議事録のとおり審議しました。

公益社団法人日本武術太極拳連盟　第114回理事会議事録

１　開催された日時：2020年（令和２年）11月27日（金）14時00分～15時50分

２　開催された場所：日本連盟トレーニングセンタ

３　理事総数及び定足数：総理事数27名、定足数14名

４　出席理事数：理事20名

出席者：岡﨑温、川﨑雅雄、辻本三郎丸、宮本知次、西村誠志、近藤重和、孫建明、谷川大、潮田強、上り浜誠一、及川佳織、友崎敦、孔祥東、長江一将、上原田紀子、大和久美代子、塚原加代子、大沢藍未、渡部健一、三浦義則
出席監事：堀米秀夫、三代正廣

なお、吉田由美子国体委員会委員長、中村剛ジュニア普及委員会委員長、高山宗久競技委員会委員長、嶋村文男トレーニングセンター管理委員会委員長が陪席した。

５　議　題

報告事項

　（1）専務理事報告
　（2）日本連盟各専門委員会委員長報告
　（3）各ブロックからの活動状況報告
　（4）その他

決議事項

第１号議案　令和２年度（2020年度）の中間決算報告の件

第２号議案　令和２年度（2020年度）下半期事業活動の件

第３号議案　令和３年度（2021年度）の事業活動における感染予防対策の件

第４号議案　令和３年度（2021年度）日本連盟主要事業日程承認の件

第５号議案　令和３年度（2021年度）の各専門委員会、及び各ブロック事業活動計画の件

第６号議案　令和３年度（2021年度）の日本連盟トレーニングセンター・大阪トレーニングセンター特別講習会募集要綱の件

第７号議案　令和３年度（2021年度）の日本連盟４段位昇段研修会・審査会実施要綱、実施日程の件

第８号議案　全日本選手権大会の実施要綱および競技ルールの件

第９号議案　国民体育大会（公開競技）武術太極拳の来年度以降の実施の件

第10号議案　次期理事会の開催の件

第11号議案　第56回定例社員総会及び第32回都道府県連盟代表者会議の開催方法の件

その他議案（１）国体コーチ資格の見直しについて

その他議案（２）太極拳技能検定項目の拡充の件

その他議案（３）令和２年度（2020年度）太極拳技能検定合否判定の件

その他報告事項等

（1） コロナウイルス感染拡大による国際情勢について

６　議事の経過及びその結果

本日の理事会が、理事総数27名のうち20名が出席しており、開催要件の定足数たる過半数14名以上の出席を充足しているので、定款第33条の規定により成立していることを確認し、あらかじめ指名された辻本三郎丸常務理事が議長となり、開会にあたり岡﨑温会長代行が挨拶を述べた。次に、議事録署名人は定款第35条に基づき、岡﨑温会長代行、堀米秀夫監事及び三代正廣監事とし、報告および議案の審議に入った。

報告事項

以下の報告が行われた。

（1）川﨑専務理事より新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、各事業活動が実施された旨が報告された。

また、文部科学省から国際競技大会優秀者賞に選手強化委員会委員長の孔祥東、強化指定選手の齋藤志保選手が表彰されたこと、さらに、令和２年度生涯スポーツ功労者賞に日本連盟の推薦で武田幸子氏、群馬県連盟の推薦で松本昭子氏、奈良県連盟の推薦で奥西憩子氏が表彰されたことが報告された。

（2）日本連盟各専門委員会委員長より今年度の活動報告がされた。

（3）日本連盟各ブロックより今年度の活動報告がされた。

決議事項

第１号議案
令和２年度（2020年度）の中間決算報告の件

渡部健一理事（財務委員会委員長）から、令和２年度（2020年度）の中間決算報告がされ、審議のうえ、原案どおり、出席理事全員一致で可決した。

第２号議案
令和２年度（2020年度）の下半期事業活動について

川﨑雅雄専務理事から下半期事業活動についての説明が行われ、審議のうえ、原案どおり、出席理事全員一致で可決した。

第３号議案
令和３年度（2021年度）の事業活動における感染予防対策について

長江一将事務局長より、来年度の事業活動における感染予防対策についての説明がされ、審議のうえ、原案どおり、出席理事全員一致で可決した。

第４号議案
令和３年度（2021年度）の日本連盟主要事業日程承認の件

川﨑雅雄専務理事より、令和３年度に行われる、Ａ級指導員認定試験の大阪会場が追加されること、コロナウイルスの感染拡大の影響で2021年開催予定及び2020年から延期となった国際大会（選手権、伝統武術）の日程が未定なこと、強化合宿（春季、冬季）が中止になることの説明がされた。また、令和３年度４月に大阪府熊取町で開催予定であったJOCジュニアオリンピックカップ大会が関係者の協議により、中止になったことの説明がされ、審議のうえ、原案どおり、出席理事全員一致で可決した。

第５号議案
令和３年度（2021年度）の専門委員会、及び各ブロック事業活動計画について

令和３年度の日本連盟各専門委員会、及び各ブロック事業活動計画について確認が行われ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第６号議案
令和３年度（2021年度）の日本連盟トレーニングセンター・大阪トレーニングセンター特別講習会募集要綱の件

川﨑雅雄専務理事から、４段取得者の増加に伴い４段特別講習会大阪会場の追加、推手特別講習会の大阪会場の追加についての説明がされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第７号議案
令和３年度（2021年度）の日本連盟４段位昇段研修会・審査会実施要綱、実施日程の件

川﨑雅雄専務理事から、来年度の４段位昇段研修会及び審査会の実施要項、実施日程についての説明がされた。また、来年４月から開講される講習会は最低１カ月前には中止または延期の判断をすることが説明され審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第８号議案
全日本選手権大会の実施要綱および競技ルールについて

高山宗久競技委員会委員長より、来年度行われる全日本選手権大会における実施要綱の説明、競技ルールの説明がされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第９号議案
国民体育大会（公開競技）武術太極拳の来年度以降の実施について

吉田由美子国体委員会委員長より、国民体育大会（公開競技）の日程や審判の採点方法等について説明がされた。また、国体委員会の副委員長に2022年開催地の栃木県武術太極拳連盟から高山宗久氏を新任する説明がされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第10号議案
次期理事会の開催について

岡﨑温会長代行より、次期理事会についての説明がされ、川﨑雅雄専務理事から、次回は2021年１月29日（金）14時00分から行われることが、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

第11号議案
第56回定例社員総会及び第32回都道府県連盟代表者会議の開催方法について

岡﨑温会長代行から、本年度に行われる定例社員総会及び都道府県連盟代表者会議の開催については、開催を中止し、代わりに法人法に基づき予定された審議内容を理事会で審議、決議することの説明がされ、審議のうえ、原案どおり出席理事全員一致で可決した。

その他議案（１）
国体コーチ資格の見直し、一部公認資格との統合について

中村剛ジュニア普及委員会委員長より、前回大会の実施状況から国体種目套路が大幅に変更されたこと、また、今後も変更される可能性があることを鑑み、当初の国体種目套路に特化した国体コーチの資格の内容と齟齬が生じるため見直しが必要であることの説明がなされた。また、それに伴い新たな制度が決定するまでは有資格者の更新期限を撤廃し、国体太極拳コーチは、新たな制度が決定するまでは引き続き資格を有効とすること、国体長拳ジュニアコーチ、国体長拳コーチは長拳指導員認定と内容や要求レベルが重なることが多いため、公認資格との統合を検討していくことの説明がされ、審議のうえ、出席理事全員一致で可決した。

その他議案（２）
太極拳技能検定項目拡充の件

川﨑雅雄専務理事から、太極拳技能検定項目の拡充について検討を進めることの説明がなされ、審議のうえ、出席理事全員一致で次回以降に再審議することとなった。

その他議案（３）
令和２年度（2020年度）太極拳技能検定合否判定の件

川﨑雅雄専務理事から、本年度における太極拳技能検定合否判定について、実施に至る経緯及び理由と埼玉県連盟及び秋田県連盟より意見書の提出がされたことの報告があり、コロナ禍における本年度に限った決定であり、今後は常務理事会で技能検定制度の変更または改正について、審議、決議することの説明がされ、審議のうえ、出席理事全員一致で可決した。

その他報告事項等
（1）コロナウイルス感染拡大による国際情勢について

近藤重和理事から、IWUF（国際武術連盟）、WFA（アジア武術連盟）等のコロナウイルス感染拡大による国際情勢について以下の報告がされた。

【1】11月24日に第37回IWUF執行役員会がZoomにてリモートで開催され、2020年の活動報告、2019年度の財務報告がされた。

倫理委員会による「IWUF倫理規定」と「Ｅメールガイドライン」についての報告がされた。

また、2021年のアメリカ・ダラスでの世界武術選手権、世界伝統武術選手権については開催未定であること、2026年に開催が延期されたダカールのユースオリンピックゲームズへの準備事業について説明された。

「Covid-19 IWUF Guideline」を作成し、配布されたことが報告された。

【2】WFAからは、2021年にインド・ニューデリーで開催予定の第10回アジア武術選手権の中止についてのアンケートがあり、日本連盟としては感染状況と参加者の安全を最優先して中止に同意をした。

アンケートの結果、2021年のニューデリーでの開催は中止され、2024年に延期開催されることとなった。開催都市の再決定は2022年のWFA総会において行われることとなった。

以上をもって議案の審議等を終了したので、15時50分議長の辻本三郎丸常務理事が閉会を宣言した。