都道府県連盟活動紹介 ~鳥取県連盟編~
日本武術太極拳連盟に所属する各都道府県連盟の活動や武術太極拳への想いなどをご紹介します。
鳥取県武術太極拳連盟は、平成9年(1997年)に都道府県連盟として全国46番目に設立されました。今年で27年目を迎える当連盟のこれまでとこれからについてご紹介します。
黎明期である平成10年(1998年)11月には、「第1回鳥取県武術太極拳交流大会」が鳥取市寺町のNTT体育館を会場に開催され、谷川大氏(現日本武術太極拳連盟伝統武術委員会委員長)ら来賓3人による特別演武が披露されました。全国レベルの武術家の演武に間近で触れ刺激を受けられたことは、その後県内の太極拳が発展する上で大きな力となりました。この交流大会はコロナ禍の数年を除いて毎年秋に実施しており、参加チームが日頃の練習の成果を披露し、他団体と交流する場となっています。
また、鳥取県で行われた全国規模の大会としては、平成18年(2006年)の「第19回全国スポーツ・レクリエーション祭」(スポレク鳥取2006)が挙げられます。鳥取市用瀬町用瀬中学校体育館で実施された武術太極拳大会では、36都道府県の代表選手61人が出場して自選の曲に合わせて技を競い、満場の観衆を沸かせました。前日のふれあい交流大会で開かれた初心者向けの講習会にも県内から多くの参加者があり、盛況に終わりました。
このほかにも、全日本選手権大会の参加予選を兼ねた県競技大会や、検定試験、講習会など様々な事業を実施しており、県内の競技普及や指導者育成に取り組んでいます。鳥取県は人口減少と少子高齢化の進む小さな県ですが、少しずつでも太極拳の仲間を増やすよう努めており、設立当初は加盟団体4団体・会員数約 100人でのスタートでしたが、現在は13団体・200人半ばが加盟(令和5年度末現在)と太極拳愛好者の輪は県内に広がっています。また、武術太極拳ジュニア層の育成が長年の課題となっていましたが、近年は県西部の団体を中心にジュニア層の競技人口が拡大しており、全日本選手権大会、国民体育大会などの全国大会で入賞するなど、めざましい活躍を見せています。私たち鳥取県連盟は、これからも県内での太極拳普及を目指して活動を続けていきます。
来たる2024年10月19日から、「第36回全国健康福祉祭とっとり大会(ねんりんピックはばたけ鳥取2024)」が鳥取県で開催され、「太極拳交流大会」は10月20日(日)に鳥取市鳥取市民体育館で行われる予定です。この大会が世代・地域を超えて太極拳愛好者の絆が深まる素晴らしいものとなるよう、県連盟、関係自治体などスタッフが一丸となって準備を進めています。
鳥取県は日本海に面した自然豊かな土地で、美しい風景や歴史的な名所がたくさんあります。また、旬を味わえる美味しい食材も豊富です。ぜひ「ねんりんピック鳥取2024」へおいでいただき、大会前後にゆっくり・たっぷり鳥取県の魅力を満喫してください。全国の皆さまのご来県をお待ちしております!
(鳥取県連盟事務局)
ここからは、県連盟に所属する各団体をご紹介します(紹介順は団体名の50音順です)。