第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」10/9 参加者・観客が2000人

10月9日・下松市でデモスポ行事「武術太極拳」
参加者・観客合わせて2000人が参加して

【掲載:2011年11月15日】

「東日本大震災復興支援」を掲げた「第66回国民体育大会」デモンストレーションとしてのスポーツ行事(デモスポ)【武術太極拳】が,10月9日,山口県下松市の市民体育館で開催された。公益財団法人日本体育協会,文部科学省,山口県,下松市の主催。主管は山口県連盟(髙村正彦会長)。

10月1日,山口市維新百年記念公園陸上競技場で行われた国体総合開会式ではアトラクションとして県連盟会員534人による集団演武「24式太極棍」を披露した。

10月9日の「武術太極拳」開会式では井川成正・下松市長の歓迎挨拶,髙村正彦山口県連盟会長の開催挨拶と中田司朗・下松市議会議長の来賓挨拶が行われ,続いて県連盟加盟の6団体から選手686人が出場して,集団演武,合同演武を行い,日頃の成果を十分に発揮した。

競技会では24式太極拳と32式太極剣,長拳,少林功夫扇が限定で実施された。一般参加の部では椅子に座って行う「座いす気功」が人気を集め,100人以上が参加。また全国大会入賞者による模範演武も披露された。一般来場者は1000人を越え,立ち見が出るほどの大盛況だった。

さらに10月11日の総合閉会式では824人の愛好者による集団演武「24式太極拳」を披露した。

来年の国体は岐阜県で開催される。

大会成績は次のとおり。

24式太極拳(男子)①美間芳正②今田毅,(女子)①和田美代子②藤田紀子③山縣裕子④相本邦子⑤山本美智子⑥吉村博子⑦貞末満子,
32式太極剣(男子)①松本秀則②奥山善洋,(女子)①鹿丸眞弓②工藤久枝③伊藤彰子④持佛久子⑤国広マリ子⑥藤井多美子⑦小田明美,
長拳①尾崎蒼,
少林功夫扇①谷宙


デモスポ行事「武術太極拳」
オープニングプログラムから。10月9日,下松市で

集団演武の模様

 

─国民体育大会デモスポ行事「武術太極拳」終了にあたり─

山口国体に向けて3年前から,総合開会式でアトラクションとして行う「太極棍」で使用する棍約800本の作成から入り(特製組み立て式のため),練習日程を組み,本格的に取り組んできました。

特に本番が近づいてた1年前からは太極棍と24式太極拳の音楽も決まり,両方の練習を1日かけて実施する厳しい練習日程になりました。極寒の日,または猛暑の日の野外練習は,口で言い表せないほどの厳しい練習となりました。平均年齢65・5歳には非常にこたえる練習で猛暑の頃には熱中症の危険も視野に入れての練習となりました。消防署に連絡して,緊急の場合への対応をお願いしたこともありましたが,誰ひとり音をあげることもなく,故障者もなく,合同練習,今年9月のリハーサル大会を終え,無事本番を迎えることができました。

おいでませ!山口国体が無事に終了することができたのも,山口県国体室,下松市国体室の力強い支援,協力のおかげです。みなさん,ありがとうございました。

(山口県武術太極拳連盟事務局)


総合閉会式で太極拳集団演武のアトラクションを
披露する県連盟会員ら。10月11日,山口市で