「国体公開競技種目ジュニアブロックコーチ研修会」に全国からコーチら27人が参加
【掲載:2013年4月18日】
2019年第74回国民体育大会(茨城県で開催)から4年間,武術太極拳が公開競技種目として実施されることになった。これを受けて,当連盟では新年度から「国体公開競技化」への取り組みを最重要課題とすることを組織決定し,併せて,茨城国体での競技種目と年齢区分,参加人数なども決定された。競技種目を全国47都道府県で普及させ,レベルアップをはかることとし,その第1段階として「国体公開競技種目 ジュニアブロックコーチ研修会」を実施することになり,その第1回が実施された。研修会に参加した矢島孝一郎(公社)日本武術太極拳連盟ジュニア普及委員長に報告してもらった。
●研修会報告○
国体公開競技種目ジュニアブロックコーチ研修会が,3月5日(火),東京・新小岩の本部研修センターで開催されました。
ジュニア普及委員会より6人,選手強化委員会より4人,全国各ブロックより17人,合計27人が参加し,午前10時より午後4時半まで,長拳は勝部典子,神庭裕里両コーチ,太極拳は孔祥東コーチの指導のもとに,2班に分かれて研修を行いました。
長拳班は「国際第一套路(長拳B)」と「初級長拳」の動作規格を再確認し,統一させました。
太極拳班は「ジュニア太極拳2」と新規作成した「42式総合太極拳短縮版(26式太極拳)」を学習し,動作規格を統一させました。
今後は,今回参加したコーチ陣全体で情報を交換し,共有して,各ブロックでジュニア育成と競技種目の普及に努める事を確認しました。
さらに,ジュニア普及委員会,選手強化委員会は協同して,本日確認した「国際第一套路(長拳B)」と「初級長拳」の規格を統一した動作を,今後国体公開競技実施に向けて明確にするために,全国普及用の図解入り教材の改訂版を作成することとし,今年12月末を目途に完成させるよう両委員会が協力して作業を進めることも確認されました。
(矢島孝一郎・ジュニア普及委員長 記)
ジュニア普及委員会 | 矢島孝一郎・委員長 堀江英紀・副委員長 高浦 猛・副委員長 王 正・副委員長 中村 剛・委員 桐山賢信・委員 |
選手強化委員会 | 谷川 大・委員長 孔 祥東・特別招請コーチ 勝部典子・選手強化委員会コーチ 神庭裕里・選手強化委員会コーチ |
北海道ブロック=竹林せい子(太極拳)・森豊貴(長拳),東北ブロック=高橋喜子(太極拳)・斉藤佑太朗(長拳),北関東ブロック=小山晶子(太極拳)・高山宗久(長拳),南関東ブロック=青木カヤ(太極拳)・武田久(長拳),東海・北陸ブロック=宮村みほ(太極拳)・原口昭教(長拳),近畿ブロック=渡辺俊哉(太極拳)・河原美紀(長拳),中国・四国ブロック=下川美富(太極拳)・久留嶋峻一(長拳)・泉憲佑(長拳),九州・沖縄ブロック=山本浩司(太極拳)・三船英(長拳) |
※国体公開競技とは:全国から参加できるが,正式競技のような都道府県対抗とはならない。2019年から4年間の国体正式競技は陸上など40。武術太極拳,ゲートボールなどの5競技が公開競技になる。