０．はじめに：

本制度は、2019年（平成31年）～2022年（平成34年）に実施される国民体育大会公開競技「武術太極拳」種目に出場する選手を育成するコーチ資格制度である。

１．参加資格：

日本連盟の公認国体コーチ資格には,「国体太極拳コーチ」と「国体長拳ジュニアコーチ」と「国体長拳コーチ」の３種類があります。これらの資格を得るためには,2016年度から実施している「公認国体コーチ認定試験」に参加して,学科および実技の認定試験を受けなければなりません。

「公認国体コーチ認定試験」に参加する人は,日本連盟または各ブロック（全７ブロック）が実施する「国体講習会（コーチ・選手養成講習会）」を２回以上受講し、都道府県連盟会長の推薦を受けた人であって,なおかつ,下記のいずれかの条件を満たす人でなければなりません。

①公認国体太極拳コーチ＝太極拳普及指導員または太極拳１級以上の資格を保有する人

②公認国体長拳ジュニアコーチ＝長拳普及指導員以上、または長拳3級以上の資格を保有する人、または同程度のレベルを有し、且つ団体推薦を受けた人

③公認国体長拳コーチ＝　同上

④上記３資格の年齢制限＝受験申請時に、満15歳から60歳までの人

２．資格の範囲と職能：

資格の種類：「公認国体太極拳コーチ」、「公認国体長拳ジュニアコーチ」および「公認国体長拳コーチ」の３種類とする。本資格は国体公開競技種目である「ジュニア太極拳２」、「二十六式太極拳」、「太極拳推手套路」、「初級長拳」、「国際規定第一套路長拳（長拳B套路）」の５種目に対しての公認コーチ資格であり、その他の種目についての公認コーチ資格とは見なさない。

「公認国体太極拳コーチ」の職能：

国体公開競技「武術太極拳」の太極拳種目の「ジュニア太極拳２」、「二十六式太極拳」、「太極拳推手套路」について公認コーチとして選手指導することができる。

「公認国体長拳ジュニアコーチ」の職能：

国体公開競技「武術太極拳」の長拳種目の「初級長拳」について公認コーチとして選手指導することができる。

「公認国体長拳コーチ」の職能：

国体公開競技「武術太極拳」の長拳種目の「国際規定第一套路長拳（長拳B套路）」について公認コーチとして選手指導することができる。

※上記３資格共通条件　活動範囲について：
　国体コーチ資格の登録都道府県または所属都道府県以外の他都道府県で活動する場合は、各都道府県連盟会長へ届け出て承認を受けなければならない。

３．資格の有効期間と更新：

各資格の有効期間は基本４年間とし、更新できるものとする。また、有効期間を過ぎる場合は、更新手続きをすることにより新たに４年間の資格を得ることができる。