「第3期全国国体審判員研修会・認定試験」「第3回公認国体コーチ認定試験」実施報告
「第3期全国国体審判員研修会・認定試験」
全国3会場(東京・佐賀・大阪)で、計65人受験、61人が合格
日本連盟は「第3期全国国体審判員研修会・認定試験」を東京、佐賀(鳥栖)、大阪の3都市で開催した。資格取得者は、2019年から8年間実施予定の国体公開競技「武術太極拳」競技種目の公認国体審判員として、および各ブロックでの国体予選大会等での審判員として活動できる。
3会場合わせて計65人が受験し、61人(国体太極拳審判員39人、国体長拳審判員22人)が合格し、3期目の国体審判員が誕生した。会場別の合格者は、東京会場が太極拳19人、長拳9人、大阪会場が太極拳10人、長拳10人、佐賀会場が太極拳10人、長拳3人となった。
国体公開競技種目は、太極拳系の「ジュニア太極拳2」、「二十六式太極拳」、「太極拳推手」と、拳術系の「初級長拳」、「国際第一套路長拳(長拳B套路)」の5種目である。これらは、国際武術連盟が編纂した「2005年国際武術套路競技規則」に則った審判法に基づいており、A組審判(3人)とB組審判(3人)、審判長(1人)で採点を行う形式で、従来の国内大会の審判法とは異なる。
名簿については、合否判定に基づいた国体審判員資格の新規登録が完了したあと、国体太極拳審判員、国体長拳審判員それぞれの登録者名簿を掲載する。
「第3回公認国体コーチ認定試験」
東京・大阪2会場で、計30人受験、26人が合格
「第3回公認国体コーチ認定試験」が2月に大阪会場、3月に東京会場で実施された。
資格は、国体太極拳コーチ(種目=ジュニア太極拳2、26式太極拳、太極拳推手套路)、国体長拳ジュニアコーチ(種目=初級長拳)、国体長拳コーチ(種目=国際第一套路長拳<長拳B套路>)の3種類。認定試験では、それぞれの資格に応じた学科試験と実技試験が行われた。
第3回目の今回の合格者数は、両会場合計で、国体太極拳コーチが15人(受験者数18人、合格率83.3%)、国体長拳ジュニアコーチが7人(同8人、合格率87.5%)、国体長拳コーチが4人(同4人、合格率100.0%)という結果だった。名簿については、4月の資格登録が完了したあと、それぞれの資格者名簿を掲載する。
日本連盟では、2019年(平成31年)の茨城国体から8年続く国体公開競技種目「武術太極拳」に向けた準備を進めてきた。今後はさらに全国の国体コーチが中心となり、国体選手の指導・育成に努めていただきたい。