「太極拳4段位昇段審査会」2018年度前期審査会 合格者発表
東京(4 / 9 ~12)、大阪(4 /16~19)
四段受審者の際立つ技術向上
4段位は、2013年度から日本連盟太極拳技能検定(段級位制度)に組み入れられ、今年度で6年目となる。
4月9日(月)~12日(木)に東京会場①~④、同月16日(月)~19日(木)に大阪会場①~④で4段位昇段審査会が実施された。両会場とも1日目(①)は「1次審査会」、2日目以降(②~④)は1次審査に合格した受審者を対象にした4段位昇段最終審査となる「2次審査会」が実施された。
受審者数は、1次審査が東京会場72人、大阪会場36人で計108人(昨年度前期計は105人)、2次審査が東京127人、大阪117人の計244人(昨年度前期計358人)であった。1次審査の合格者数は、東京・大阪会場合わせて88人(合格率81.48%)。2次審査の合格者数は同じく合わせて133人(合格率54.51%)となった。
1次審査の高い合格率は、受審者が各地での講習会・ブロック講習会や日本連盟の4段位昇段中央研修会(東京・大阪)の受講で研鑽し、努力を重ねた結果といえる。
今回の2次審査において、受審者のうち、不合格者の多数が4段位合格基準ラインに非常に近く、次期以降の審査会での合格が期待される。
審査の結果は、4月27日付で受審者本人宛に送付された。1次および2次審査の不合格者には、今回の審査における各動作の問題点を審査員が指摘した「審査結果通知表」が同封されている。これは、1次または2次審査の技術要求に対する、個々の点検結果を一覧表にして、今後の指標を示したもの。
今期の東京会場の4段位昇段審査会は、日本連盟太極拳指導員委員会常任講師の川﨑雅雄、辻本三郎丸、髙山恵靖子、潮田強、上り浜誠一、大塚かづ子の計6講師が担当した。
大阪会場は、同常任講師の川﨑雅雄、辻本三郎丸、西村誠志、小川篤子、潮田強、上り浜誠一の計6講師が担当した。
今年度後期審査会(10月)に向けて
今年度後期の4段位昇段審査会第2次審査は、東京会場が10月8日(月祝)~10日(水)、大阪会場が10月15日(月)~17日(水)の、それぞれ3日間で実施される。2次審査会の受審者は、これらの実施日のうち、いずれかの日を選んで受審することとなる。
第1次審査については、後期から全国8ブロック7会場で実施される。その他の変更も含めて、詳細については来月掲載する。
また、10月の審査会の実施要綱は、受審資格のある方に5月下旬までに送付される予定。
総 評
四段審査会の検定技術課題に対して、受審者の方々の太極拳に対する高い意識や、その真面目な姿勢に対し
て、心から敬意を表する次第です。審査会を重ねるごとに、真摯に太極拳の練習を重ねてきた受審者の方々
の技術向上が、年齢や体力を超えて際立っていることが本当に素晴らしいことでした。
太極拳指導委員会 太極拳技能検定委員会