「2020年五輪」の新競技1種目が今年9月に決まる!
【掲載:2013年02月15日】
2020年開催の「第32回夏季オリンピック」の開催都市と,新たに実施する1競技が,いよいよ今年9月7日,アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれるIOC(国際オリンピック委員会)第125回総会で決定される。
開催候補都市として東京,イスタンブール(トルコ),マドリード(スペイン)の3都市が立候補している。
新たに加わる1競技には,武術太極拳,野球・ソフトボール,スポーツクライミング,ローラースケート,空手,スカッシュ,ウエークボードの7競技が候補(ショートリスト)としてあがっている。
7競技の各IF(国際競技連盟)はIOCに2回のプレゼンテーションを行うことになり,現在,第1回が行われている。
武術太極拳については,昨年12月19日,IWUF(国際武術連盟)の関係部門の代表が参加して,スイス・ローザンヌにあるIOC本部で第1回プレゼンテーションを行った。于再清(中国)IWUF会長をはじめ審判,技術,選手,大会運営などの部門の代表者ら,計6人が参加した(写真)。
候補競技の第2回プレゼンテーションは5月に予定されており,5月下旬のIOC理事会で第1次選定を行い,9月7日のIOC総会で1新競技を決定する。開催都市も同様に9月7日の同総会で決定される。
プレゼンで武術太極拳の魅力をアピール
国際武術連盟(IWUF)が昨年12月19日,スイス・ローザンヌのIOC本部で行った第1回プレゼンテーションにはIOCの規程(各競技団体は最高6人までのプレゼンチームを派遣できる)どおり,6人のIWUF関係者が参加した。
上写真の左から選手代表のダリア・タラソワ選手(ロシア),審判代表のバイロン・ジェイコブズ氏(南アフリカ),レイモンド・スミス副会長(英国),于再清会長(中国),アンソニー・ゴー副会長(米国)と技術委員会代表のルック・ベンザ氏(ガボン)
北京で于再清会長と協議
IWUF理事の村岡久平・日本連盟副会長は1月14日,北京でIWUF会長の于再清IOC委員と会い,最近の状況と今後の取り組みなどについて協議を行った。
于再清会長は武術太極拳の新競技参加の今後について「関係方面と連携を一層強め,5月のIOC理事会に向け,努力を深め,9月のIOC総会の最終決定を目指して頑張っていきたい」と言明した。